「癒してくれてありがとう」日本オラクルの社員犬ウェンディが他界

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   日本オラクルは2010年7月1日、同社の社員犬として親しまれていたウェンディが病気のため他界したと発表した。英国産の牧羊犬のメスで、享年7歳。体調不良で1週間ほど前から入院加療していたが、容態が急変したという。

社内外から惜しむ声

ありし日のウェンディ(日本オラクル提供)
ありし日のウェンディ(日本オラクル提供)

   ネット上には「展示会で会ったことがある」「もふもふしてて可愛かった」「これまで癒してくれてありがとう」など、ウェンディをしのぶ声が上がっている。日本オラクルの広報室によると、社内にもウェンディのファンは多く、社内ツイッターに他界を悲しむ声があふれたという。

   ウェンディは「社員番号0番」を引き継ぐ3代目の社員犬として、2003年4月に入社。社内外のイベント出演やマスコミ対応のほか、毎週水曜日に東京・南青山の本社に出社し、社員を癒し激励することを主な業務としていた。

   社員犬を発案したのは、前々社長の佐野力氏。米国ホワイトハウスで大統領が犬を飼う場面をテレビで見て、「人間は自然と触れ合うことによって、より創造的になれる」と考えたことがきっかけだったという。

   2004年には、東京証券取引所への自社データベース製品の納品を記念し、動物として初めて立会い開始の鐘を鳴らした。最近では自ら専用のキーボードをタイプして、ツイッターでつぶやきを投稿していた。ウェンディの後任の社員犬を迎えるかどうか、いまのところ未定だという。

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