「暇があるなら仕事しろ」 飲み会を全面禁止する会社

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   「職場の飲み会」といえば、酔ったオヤジの相手が嫌で行きたくない人もいれば、給料が下がって行けなくなってしまった人もいる。しかし中には、会社に禁じられて行けない場合もあるらしい。

「事前に許可を得る」上場企業も

飲み会にまで会社が介入する権利はない
飲み会にまで会社が介入する権利はない

   ネット上には、さまざまな変わった「会社のルール」に関する書き込みがあるが、中でも「会社が社員同士の飲み会を制限している」という告発は少なくない。

   A社には、会社帰りに社員2人以上で飲みに行く時は、

「会社に申請し事前に許可を得る」

というルールがあるという。社長が性悪説の持ち主で、社員がよからぬ企みをしたり会社の悪口を言ったりすることを防ぎたいらしい。

   こういう理不尽なルールを作るのは、ワンマン社長の中小企業だろうと思ったら、実はA社は社員3000人の上場企業。それだけ多くの人が働いていれば、監視しようと考えることに無理があるはずなのだが。

   B社では、会社主催の忘年会と新年会以外は、飲み会が一切禁止。会社の悪口防止のほかに「酒を飲む暇があるなら仕事しろ」という趣旨なのだそうだ。

   C社でお酒が禁止されているのは「社長が酒嫌いだから」。社員は職場から電車で2~3駅移動し、隠れて飲んでいるという。

   逆にD社は「社長を飲み会に呼ばないと始末書」。社長が無類の宴会好きなのか、それとも社員の陰口を絶対に許せないのか。E社では、「飲酒運転とセクハラの防止」が名目というお達しだったそうだ。

   社長ではなく、たまたま当たった上司の好みに、部下が従わされるケースも。Fさんの課では、酒が飲めない人が課長になったため、課内の宴会が一切なくなった。接待も居酒屋ではなく、中華料理かイタリアンと決まっている。

「僕が飲めないんだから飲むな」

と、接待の席であっても部下の飲酒はご法度だそうだ。しかし接待される側になったとき、相手方はどうするのだろうか。やはりソフトドリンクで付き合うのだろうか。

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