女性はホメられるのが大好きだから、どんどんホメるべきだと言われます。ただ、ホメどころを間違うと思わぬ形で逆上され、二度と口を聞いてくれなくなることもあるようです。怒らせずにホメるには、どんなポイントがあるのでしょうか。
女性の怒り買いやすいひと言
ゲンダイネットには、「きょうのお茶、おいしいねえ」と言ってしまったがために、職場の女性から総スカンを食った40代男性のエピソードが掲載されています。
要するに「いつものお茶は、まずいってことかい!」ということ。男性からすれば、完全に言いがかりです。
怒りを買うのは、言った男性だけではありません。ネット掲示板には、上司にお茶の入れ方をホメられた女性が、先輩社員たちから、
「私たちのお茶はまずいみたいだから、ずーっとあなたがやれば?」
といびられたというグチが。どうやらモノゴトを限定的にいうと、女性たちの怒りを買いやすいようです。
この場合には「きょうのお茶“も”おいしいねえ」というべきであって、お茶以外でも「その髪形、似合うね」ではなく「その髪形“も”似合うね」と言わなければなりません。
さらに安全策をとるためには、入れてもらったお茶の味にコメントせず、いらぬ波風が立てないよう「おいしいね」ではなく「ありがとう」というにとどめるのが無難なようです。
「写真うつりいいよね」は禁句
また、Q&Aサイトの「教えて!goo」には、「失礼な同僚」について相談が寄せられています。質問者のAさんが、職場の同僚と新年会の写真を見ていたときのこと。ある同僚が「Aさん、とても素敵に写っているわよ」と言ってくれました。
すると、一緒に見ていた10歳も年上の女性が、みんなの前で、
「Aちゃん、写真うつりいいよね」
と声を上げました。それも、その日だけで3回も。
言われるたびにAさんは、なにかモヤモヤしてきました。実物はそれほどでもないという意味?もしそうだとしても、口に出すことではないのでは。「私は馬鹿にされているのでしょうか。どう言い返せばよかったのでしょうか」
この相談には、年上女性がAさんをやっかんでいるのだろうと指摘する人たちがいました。
「ネガティブにとらえるなら、嫉妬でしょうね。若い人に対する」
「年上の女性の単なるジェラシーです」
もしかすると、写真を見て本当に可愛いと思ったのかもしれないと思うのですが・・・。この場合、女性の先輩社員だったから、この程度で済みましたが、男性上司だったらどうなっていたでしょう。危うきに近寄らないためにも、写真うつりはホメてはいけないものと考えた方が無難なようです。