東京スター銀行が20~40代の男女を対象に実施した「結婚時にパートナーに対して求める貯蓄額」の意識調査によると、未婚女性が結婚時に相手の男性に求める貯蓄額は「100万円以上300万円未満」(25.1%)が最多層だった。
「何でも買ってくれるオトコは高収入で低貯蓄」
未婚男性が相手の女性に求める条件は、「借金がなければ貯蓄はなくてもよい」(36.0%)がトップ。ネット掲示板の2ちゃんねるでは、パートナーに求める貯蓄額が男女で大きく差がついていることに反発の声が挙がった。
「何で女ってそんなに金にこだわるの?しかも他人の」
「寄生する気満々だな」
その一方で、意外なことに「なんだよ、結構ハードル下がってるじゃん」と余裕を示す人も少なくない。
「普通に働いてたら100万くらいあるだろ。休みは疲れて家から出ないし」
「今24歳の社会人2年目だけど、貯金は200万ぐらいあるよ」
「700万のオレは勝ちだな」
とはいえ、貯蓄額の基準をクリアしているのに、なぜか女性に縁がなく、「1000万超えてても結婚できない奴はできないよ。ソースは俺」「2500万ある俺が結婚できないのは、金が多すぎるからなんだな」と嘆く人もいる。
確かに、貯蓄目当てであれば、最多層はもっと高額でもよいはずだが、なぜ「100~300万円」なのか。ある人は、貯金が100万円未満では生活力に不安があるが、あまり多額だと別の不安が生じるのではと分析する。この意見には、
「要するに、貯め過ぎてると使わせて貰えないと思うんだろw」
「収入低いくせに貯蓄額多いのはケチでしみったれ、何も買ってくれないオトコ。高収入で低貯蓄は、何でも買ってくれるオトコ」
と同調するコメントが相次いだ。
結婚前の貯蓄でも「妻のもの」になる?
さらに「借金がなければ貯蓄はなくてもよい」という男性の優しい気持ちに対しても、無防備だと警告を出す人が。
「コレはよろしくない。(貯蓄がまったくない女性は)ガッチガチの倹約家以外だと、結婚後に浪費や借財のリスクがある」
法律上、結婚前の貯金は、離婚の際の財産分与の対象にならないから、横取りされることはないはずだが、現実には、
「大抵の場合、夫が婚前に貯金していた預金は、生活費として全額使ったことにされ、貯金は結婚後に妻がへそくりした事になり、妻のものになる」
というコメントも。結局、結婚すれば「旦那の貯金は私のもの。私の貯金は私のもの」からは逃れられないということか。
憤懣やるかたない男性たちは、「貯金が無いって言って(それでも)ついてくる女がいいな」と夢を見たり、「(女性が)選り好みしている1日1分1秒ごとに、オノレの価値が下がっていくのだ」と悪態をついたりしている。男女の思惑の溝は、なかなか埋まりそうにない。