メアドを変えても変えても 追ってくる「復縁メール」

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   1週間で3回もケータイのメールアドレスの変更を知らせてきた女性がいました。変更を連絡するほうも大変でしょうが、変更の通知を受け取って新たに登録し直す側も面倒です。

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「金を貸した」と嘘を言ってメアドを聞き出す

   さすがにイラッとしたので、理由を尋ねました。

1.短期間交際していた男性と別れることにした。
2.すると、復縁を迫るメールが毎日、多い時で10通ほど送られてくるようになった。
3.ウザイので受信拒否設定。
4.相手は自分のメアドを変えて、懲りずに復縁を求めるメールを送ってきた。
5.1回目メアド変更、念のため受信拒否も再設定。
6.共通の友人から新しいメアドを聞き出し、さらに復縁を迫るメールを送ってきた。
7.2回目メアド変更、受信拒否設定も継続。友人らには、新しいメアドは教えないよう依頼。
8.別の共通の友人に、「別れるのはいいが、貸していた金は返して貰いたい」と嘘をついて新しいメアドを入手したらしい。
9.見知らぬ男性からデートや交際を請うメールが大量に来るようになった。どうやら、出会い系サイトに勝手に登録されてしまったようだ。
10.3回目メアド変更、友人らには借りているお金などないことを説明し、絶対に新しいメアドを知らせないよう要請。現在に至る。

   だいたい、このような事情でした。

   ストーカー気質の相手との関係がこじれてしまい、嫌がらせを受けてしまったら、根気よく対応するしか手がないということでしょう。

   それにしても、問題の本質はメールという機能ではなく、やはり人間そのものにあるんですね。

井上トシユキ


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井上トシユキ
1964年、京都市出身。同志社大学文学部卒業(1989)。会社員を経て、1998年よりジャーナリスト、ライター。東海テレビ「ぴーかんテレビ」金曜日コメンテーター。著書は「カネと野望のインターネット10年史 IT革命の裏を紐解く」(扶桑社新書)、「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)など。
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