アンドロイドとアイフォーン、どっちが「夢のケータイ」?

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   広告会社に勤める40代のAさん。

「僕らの仕事は、画像やPDFなどのファイルを頻繁に利用するので、スマートフォンは手放せないツールなんですよ」

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カメラで撮ると名前が分かるアプリが欲しい

   そのAさん、iPhone(アイフォーン)ユーザーでありながら、米グーグルのOSを搭載した新しい多機能ケータイ「Xperia(エクスペリア)」には興味津々なのだとか。

「アイフォーンって、好みのアプリケーションを見つけるまでが結構大変なんですね。雑誌やネットメディアの記事を読んで探しまくるんですけど、大量にあるものだから時間がかかっちゃうし、そう毎日探してばかりもいられない。
日本語化されていないものも多くて、英語が苦手な僕にはハードルが高いことも関係ありますね。いま必要なのに使い方がよく分からないとか、恥ずかしい話なんですが」

   そこで、オープンソースのプラットフォームを使い、さまざまなアプリケーションがいろんなところからリリースされそうなエクスペリア=「アンドロイド携帯」への期待が大きいのだそうです。

「パソコンでも有料・無料のウィンドウズ向け日本語アプリがあって、ベクターとかのサイトからダウンロードできるじゃないですか。ああいう感じで、ケータイでも日本語で使える日本人向けのものがたくさん出てくるんじゃないか、と期待してるんです」

   様子を見ながら、アプリを含めて使いやすそうなら、アンドロイド携帯に乗り換えも真剣に考えるそうです。

   どんなアプリがあればいいのでしょう?

「うーん、この歳になると、ド忘れが多くて切実。アイフォーンのアプリで、テレビやラジオの音楽をマイクから拾うと、それが何の曲か表示してくれるShazam(シャザム)ってあるじゃないですか。あれの画像版みたいなのがあるといいですよね」

   カメラで画像を撮って送ると、辞典や図鑑のデータベースと連動して、名前などの情報をすぐに送り返してくれる。さて、そんな夢のようなアプリは、アイフォーンとアンドロイド携帯のどっちが先に実現してくれるんでしょうか。

井上トシユキ


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井上トシユキ
1964年、京都市出身。同志社大学文学部卒業(1989)。会社員を経て、1998年よりジャーナリスト、ライター。東海テレビ「ぴーかんテレビ」金曜日コメンテーター。著書は「カネと野望のインターネット10年史 IT革命の裏を紐解く」(扶桑社新書)、「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)など。
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