不倫関係になりながら表に出ないケースがある一方で、そうなる前に「セクハラ」と訴えられて、会社から長い期間、冷たい仕打ちを受けている人もいるようです。Q&Aサイトの「教えて!goo」には、そんな男性からの相談が掲載されています。
「このまま永遠に懲罰を受け続けるのでしょうか?」
20年ぶりの本社勤務も再び「転勤」
質問者lesspapaさんの、20年以上も前の話です。独身時代から慕ってくれる年下の同僚女性がいて、結婚した後も兄妹のような関係が続いていました。しかしあるとき、その場の雰囲気で彼女に「抱きたい」と口走ってしまいました。
彼女は驚いて拒絶し、会社にも通報されてしまったようです。会社からは転勤の辞令が下り、質問者さんは地方に「飛ばされて」しまいました。以来20年。ようやく本社に戻れたと安心したのもつかの間、再び転勤の辞令が。
会社に理由を問いただしたところ、原因は「セクハラ」であることを告げられました。思い当たるのは20年前のことだけ。確かに、いまでも例の女性は同じ会社に勤務しており、彼女が「一緒に働きたくない」と言った可能性はあります。
いまでも申し訳ないと思っていますが、だからと言って20年前の行為を理由に、会社から再び転勤を言い渡されるのには納得できません。そこでネット上で他の人たちの意見を聞いてみることにしました。
「私の会社の対応はおかしな部類に入らないのでしょうか?」
この質問に対しては、女性の視点からのコメントがありました。また、会社の対応についても、被害を訴えた女性がそれだけ重用されているということ、と推測する人もいます。
「女性側がこれはセクハラだというとセクハラになるので、時間は関係ない。彼女が訴える限り、いつまでも制裁を受ける事になるのでしょう」(doorakanaiさん)
「会社にとって彼女の方が必要な人材なので、彼女の言いなりであるということもあるかもしれません」(mizukiyuliさん)
「飛ばされた」先で優雅な生活を満喫した人も
一方で、問題となった行為がセクハラと呼べるのか、プライベートな場所や時間でのトラブルを会社がそこまで重視するのはおかしいという意見もありました。
「抱きたいと言っただけですよね? それも勤務中ではなくプライベートの時間帯ですよね? なのに会社に訴える必要などあるのでしょうか?」(mori_izouさん)
「仕事と全く関係ないプライベートな感情を、会社に持ち込む彼女の方が間違っているのは明白です」(s_kudouさん)
結婚後に食事に行っていたのも、彼女が行き詰って相談を持ちかけていたからで、それ以外にもプライベートでのSOSに応えてきた経緯もあったようです。質問者さんも十分に反省し、再会後も彼女とすれ違うたびに最敬礼しながら通り過ぎてきました。
「彼女は恩知らず」という激しい意見もありますが、ここまでくると問題を正面から解決することは難しいかもしれません。「細かい事に悩んだり気にしていないで、前向きに行きましょうよ。ご同輩」と慰める男性のアドバイスを見てみましょう。
lo963さんは大企業に勤めていたころ、会社に対する反抗的な態度が原因で、海外へ10年以上「飛ばされて」いました。しかしジャカルタやバンコク、メキシコシティで勤務し、メイドとコックとドライバーと豪邸に囲まれた生活は、とても幸せな時間だったそうです。
「ついでに彼女はベネロペ・クルスにそっくりです(メキシコ)。最後には外資系に転職もしちゃいました(給料すげーです)。貴方には人に親切に出来るという最高の美徳があるじゃあないですか。人生考えよう。人もそれぞれ会社もそれぞれ。ビールでも飲んで流しちゃって下さい」
セクハラとはちょっと違うので、同一視するのは難しいと思いますが、現実を受け入れ、自分にとって幸せな方向につなげていった方がよいという助言は、参考になるのではないでしょうか。