春は別れと出会いの季節。「『4月から転勤』と言われたらどうしますか?」――J-CAST会社ウォッチ編集部が、ライブドアブログの利用者をはじめとするネットユーザーに尋ねたところ、170件以上の投稿があった。回答者の約8割は「会社の命令に従って転勤する」だった。
出世コースなので「しかたない」?
意外なほど多数を占めた「転勤する」という回答だが、その中身、ニュアンスはさまざま。
「新しい土地、新しい仕事仲間で自分の力を発揮したいしねー」(成幸者の私)
と、未来に積極的な希望を見出す人に、
「そうゆうもんでしょ、会社員って。働くってのは、そうゆうもんだ」(ハナウタ)
「転勤を断った強者も多数いるけど、行く末は悲惨な結果になってる。そんな先輩をみていると、さすがに断れなかった」(GARAKUTA GARAGE)
と、勤め人の定めとして受け入れる人。
「今の職場が最悪なので喜んで行きます」(開陽館珍生活)
「もう10年ですよ! そろそろいいんじゃない? 都市部に戻して~」(an412387のブログ)
と、現状を抜け出す手段と考える人もいた。転勤否定派からは「会社の都合で引っ越すなんて」という声もあったが、会社には人材開発や市場開拓、不正の早期発見など、それなりの必然性があるようだ。
「内示が転勤の前日。不正を行っていた人が転勤前に隠蔽工作できないように、タイトなスケジュールにしたんでしょうけど。ワタクシも実際に前任者の不正を見付けてしまいましたし。・・・事後処理が大変だったな」(同じ窓から見てた空)
質問を投げかけた、ちょうどそのタイミングで異動を言い渡された人たちもいた。そろそろ転居先の準備も整ったころだろうか。
「私まさに4月中旬から北海道転勤です」(ralph__laurenのブログ)
「場所は東京!関東圏にお友達は1人もいませーん」(すくすく★papi)
「これで2度目。また離れ離れの生活の単身赴任です。出世コースみたいなので、仕方がないといえば仕方がないですが。今度いつ帰ってくるのでしょう・・・」(シンプル綺麗生活)
父親に「単身赴任しろ!」と泣いた思い出
一方、転勤の内示を受けたら「断って仕事を辞める」とか「断って出世をあきらめる」という人たちもいた。住むところが変わることは、ストレスも大きいようだ。
「私の場合は度重なる転勤と過労でダウンしてしまい、そのまま退職した苦い経験から、もう二度と転勤だけはしないと決めております」(AXIS)
子どものころに、親の都合で引っ越しを余儀なくされた人たちからの苦労話も。
「転勤族の親を持つ私は、昔はこの時期が大っきらいでした。・・・小6で転校した学校になじめずにいる中、『次はどこへ引っ越すかな~♪』って無神経に言う父親が嫌いになった」(ブレイクタイム)
「一度目は小学4年の4月から関東から東北へ。中1の夏休みに再び転勤。これには正直、参りましたね。単身赴任しろ!と親父に泣きながら抗議したのも覚えてます」(艦長の公開日記)
ただ、後になって苦労を振り返り、転勤経験を受け入れている人たちもいる。
「22歳で初めて転勤しましたが、今思うと転勤してよかったと思う。いろいろな土地でいろいろな人と出会って、自分の世界が広がった」(儲かりまっか?ぼちぼちでんなぁ~)
「今の職場が最悪」と書き込んでいたケイキさんは、その10日後に希望がかなって転勤することになったそうだ。新たな仕事場で頑張ってほしい。
「転勤決定!よかったというのが本音。今の職場から出られる。こんなうれしいことはない。4月から新しい職場で頑張ります」(開陽館珍生活)