ツイッターで増えた! 家族のコミュニケーション

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   利用者急増中のツイッターですが、使い方もさまざまです。

   携帯電話から画像をツイッターにコメント付きで投稿できるアプリを使っている会社員のAさん。

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食事の画像つきで「しりとり」

しりとりを口実に寿司を食べるお父さん
しりとりを口実に寿司を食べるお父さん
「その日に食べたもので、家族としりとりをやってるんです」

   もともとは、画像投稿アプリをはじめて使う時に、サンプルとして奥さんがトンカツの画像を送ってきたことから始まったそうです。

「『今日の晩ご飯はトンカツ』に『昼飯。月見そばとおにぎり』と返したんですね。そこへ中学生の息子が『おやつ。バーガーキング』とかぶせてきたところから、しりとりが始まっちゃったんです(笑)」

   トンカツ→月見そば→バーガーキングときて、グリーンサラダ→だいこんの煮物→ノンシュガーコーラ→ラーメンライス。

「しりとりに合わせて食事を考えるようになりました。手間が省けるような、悩みが一つ増えたような(笑)」

   それでも、食べるものをネタにしていることで、元気でやっているかどうか想像が働き、コミュニケーションが増えたような気がする、とAさん。

「ラーメンやそばだけじゃ栄養バランスが悪いとか、ファストフードはほどほどにとか。食べものって、思ってる以上に生活の様子をイメージさせるんだと気づきました」

   画像があることで、想像力を刺激するのでしょう。

「『す』ですので、ぼくは次は『寿司』あたりかな。それで、『シーフードカレー』あたりを返してくると予想してるんですけどね(笑)」

   確かに、なかなか楽しそうです。

井上トシユキ


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井上トシユキ
1964年、京都市出身。同志社大学文学部卒業(1989)。会社員を経て、1998年よりジャーナリスト、ライター。東海テレビ「ぴーかんテレビ」金曜日コメンテーター。著書は「カネと野望のインターネット10年史 IT革命の裏を紐解く」(扶桑社新書)、「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)など。
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