ある調査によると、仕事中にもかかわらず、眠気に耐えられずに居眠りをしてしまったことのある人は32%もいたという。眠気の種類によっては、医師の診察を受けた方がよい場合もあるようだ。
受付が居眠りして客に起こされた
クラシエフーズは2010年2月25日、「仕事中の眠気に関する実態調査」の結果を発表した。対象者は20歳から39歳の男女500人。それによると、「仕事中に眠気を感じることがあるか」と尋ねたところ、「よくある」と答えた人は28%。「たまにある」(49%)と合わせると、77%の人が仕事中に眠気を感じることがあるという。
眠気に耐えられず「仕事中に眠ってしまった」人は、全体の32%。3人に1人は、実際に居眠りをした経験があるようだ。回答者からは、
「受付で眠っていたら、お客様に『ワッ!』と起こされてしまった」(34歳・女性)
「締め切り日に間に合っていないにも関わらず、書類を書きながら寝ていたら、上司に椅子を蹴られてひどく怒られた」(31歳・男性)
というコメントが寄せられている。
眠気を感じるタイミングは、「昼食をとった後」がもっとも多く74%。次いで「デスクでの仕事中」(56%)、「社内の会議中」(28%)と続いた。「取引先との打ち合わせ中」と答えた人も3%いた。
やはり満腹になると眠くなる人が多いようだが、Q&Aサイトの「教えて!goo」には、昼食を終えた後に意識が飛んだような眠気に襲われ、仕事に支障をきたしている人からの悩みが寄せられている。この人は食後、突発的に30秒ほど眠ってしまい、目を覚ますと動悸がしているという。
この相談に対しては、「低血糖症を疑いますね」「糖尿病の可能性があります」「両方を併発しているケースもある」と回答が相次ぎ、医師の診察を勧められている。昼食後の眠気も、種類によっては注意した方がよさそうだ。