職場は仕事をするところだ。しかし職場ほど、多くの出会いがあるところもない。ときには、異性と恋愛や結婚に発展することもあるだろう。ある調査によれば男性と女性では、社内恋愛に陥った「きっかけ」が大きく異なるという結果が出ている。
女性では「仕事を通じた関係」が上位に
毎日コミュニケーションズが運営する「COBS ONLINE(コブスオンライン)」は2010年2月20日、「社内恋愛に陥るきっかけランキング」を発表した。回答者は、20代男女のCOBS ONLINE会員男性276人、女性630人。
それによると、男性では「一目ぼれ」が第1位。
「面接のときから一目ぼれ。入社するとすぐにアタックをかけた」(30代男性・営業)
というコメントもあり、ルックスを重視する人が多いようだ。
一方、女性では「一緒に仕事をするうちに段々カッコよく見えてきた」が1位に。「一目ぼれ」は5位以内に入っていなかった。
また、「仕事に対する真面目な姿勢にほれた」が3位、「仕事の相談に乗ってくれた」が5位に入っており、女性は仕事ができる男にひかれるようだ。
現在「社内恋愛中」という女性からは、
「毎日メールで休憩を合わせてチューしています」(27歳女性・営業)
「みんなの目を盗んで物品庫などでラブラブしてます」(29歳女性・金融系専門職)
という告白が寄せられている。付き合いだすと、女性の方が積極的になるのだろうか。
一方で、「オープンで付き合っていた二人が急に別れて(周囲が)気を使った」(29歳女性・マーケティング)、「会社屋上のカフェテリアで昼休みにデートする同僚がいるが、知らないふりをしている」(25歳女性・企画開発)という声も寄せられた。「見て見ぬ振り」に苦労している人は多いのかもしれない。
「社内サッカー部の代表とマネージャー」の例も
付き合い出した直接のきっかけは、どのようなものだろうか。
「教育係として後輩を指導しているうちに、お互い好きになってしまった」(27歳男性・営業)
「2年目の社員が新入社員に仕事を教えているが、毎年カップルが誕生する」(26歳男性・人事)
など、先輩・後輩の関係が恋愛に発展することが少なくないようだ。また、社内のイベントを通じて、数少ない異性との出会いを果たした人も。
「W杯を機に作ったサッカー部の代表とマネージャーが結ばれた」(30代男性・SE)
「入社年のゴールデンウィークに行った同期旅行で、15人中2組のカップルが誕生」(28歳女性・サービス)
中には「彼女がいた男性を、地方での泊りがけの研修中に寝取った同期がいた」(25歳女子・研究開発)というツワモノも。職場に異性が少ないと嘆く人が多いだろうが、少ないチャンスをモノにする方法として参考になるのではないか。