相手が自分のことをどう思っているか、分かる装置があればいいなと思ったことはありませんか? 大人になると、細かい表情や言動から相手の考えていることを読み取ろうとしますが、正確に推測するのは簡単ではありません。
勘違いランキング「二人きりでの外食の誘い」がトップ
NTTレゾナントが運営するgooランキングは2009年12月8日、「『自分に気があるかも!』と勘違いしたことランキング」を発表しました。回答者は全国の「gooリサーチ」登録モニター男女1,162人。
それによると、トップ3は「二人きりでの外食の誘い」「頻繁なメール」「『付き合ってる人いるの?』という質問」という結果に。
ランキングのコメント欄には、「私も気をつけようっ」という女性の声がある一方、男性からは「ということは、今の俺は勘違いか・・・?」「俺はダメだ。全部マイナスに考えてしまう。勘違いできるポジティブさが欲しい・・・」いう嘆きの声があがっていました。
誤解してしまうのは男女問わないはずですが、やはり女性のしぐさに惑わされる男性が多いのでしょうか。読売新聞が運営するネット掲示板「発言小町」にも、「好きだと誤解させるようなしぐさが多いと怒られました・涙」という女性からの相談が掲載されています。
相談者の柚さんは25歳の女性。年末に会社の上司から「付き合ってください」と告白されましたが、彼氏がいるのでお断りしました。すると上司からは「好きだと誤解させるようなしぐさが多すぎる!」と怒鳴られてしまいました。
「飲み会で隣の席に座った」だけでは好きとはいえない
でも、柚さんにとっては「どう考えても私の中では普通の事ばかり」。そこで、他の人たちの意見を聞くために、上司の言い分と自分の考えを対比してみました。
1.毎日笑顔で話しかけてくる(=上司の言い分)
→入社以来、男女問わず、どの方にも笑顔を心がけてきました(=自分の考え)
2.飲み会で隣の席に座った
→偶然その席が空いていました
3.やたら褒める
→仕事をいつも教えて下さっていたので、すごいなと尊敬していました
4.よく感謝の気持ちを伝える
→感謝していたので、気持ちはそのまま伝えていました
5.手作りのお弁当のおかずを何回かくれた
→美味しそうだねと何回も言われたので、よかったら・・・とあげました
6.いつもうるんだ目で自分を見ている
→自覚がありません
7.いつも髪形を変えてきたり、職場でお洒落にすごく気を配っている
→お洒落は人並みに好きです
8.彼氏のいるそぶりをしない
→職場ではそんな話はしません
この相談には100以上の回答が寄せられました。「残念な上司に当たりましたね」と同情して落ち度はないと慰める意見や、一つひとつは大したことはないが「総合的に見れば誤解されやすい行動」という指摘する意見などがありました。
質問者の追加コメントによると、上司の誘いはその後も続き、断ったために険悪な関係になりました。しかし、周囲の人が怪しんで上司に注意し、柚さんは同じ系列の会社に移ることになったのだそう。「心機一転、新しい会社で頑張りたい」とホッとした様子です。
本当によかったと思いますが、逆に考えると、「好きな人にそれとなく好意を伝えるときには、こういう伝え方もあるのかな」と、密かに参考にしようと思う女性もいるかもしれません。