こんにちは。カピィのフジモト&オオハシです。
今回もフリーランス女性からの質問にお答えします!
Q:フリーランスでWEBデザイナーをしています。クライアントは制作会社が多く、下請けの仕事がほとんど。仕事の引き合いは多くてありがたいのですが、ジャンルがあまりにもバラバラで、なんでもアリの状態です。
本当は自分の好きな分野(私の場合、食べることが好きなのでグルメ系など)を極めたいのですが、どうすればよいでしょうか?
自ら「情報発信」して仕事を引き寄せる!
A:こんな不況下でも仕事がたくさんある・・・何よりじゃないですか! でも、同じ仕事をするなら、得意分野を持ちたい。さらにそれが自分の好きなことや興味のあることにつながっていれば最高!というお話ですよね。
こんな例があります。ある女性デザイナーさんは、日々ブログで趣味のスポーツについて書いていました。するとある日、見知らぬ編集者からメールが届き、アウトドア雑誌の仕事が舞い込んだそうです。
デザインの実績をアピールしていたわけでもなく、面識もない自分になぜ?と話を聞いたところ、
「ネットでデザイナーを探していたら、ブログに辿りついたんです。読んでみると、趣味を楽しむアクティブな感じが伝わってきて、そのイメージが誌面にマッチしそうだなと。ブログでなんとなく人柄も想像できたし、話もスムーズな予感がして・・・」
との返事。デザインとは全く関係ない趣味が、こんなふうにチャンスを広げてくれることもあるんですね。
専門知識や文章力がなくても情報発信はできます。形から入ったり、義務感で始めてしまうと、続けるのが辛くなることもあるので、無理なく自分に合った方法を探すことから始めましょう。
ブログでゆるりとグルメ日記を展開するもよし、独自の視点でお店紹介を発表するもよし。形はなんでもOK。「この人、本当に食べることが好きなんだなあ=この人なら親身になって考えてくれそう」と伝わることが一番重要だと思います。心から楽しんでいる様子が伝われば、印象は深まるのではないでしょうか。
声をかけられやすい「仕組み」と「実績づくり」
次は、あるWEBデザイナーさんの例です。その方は自らの女性視点を活かし、“スタイリッシュなキャリア女性向けのデザイン”を売り出したいと考えました。ただ、独立したてで実績がない。今あるレギュラーはおカタイ企業の案件のみ・・・。そこで彼女は、レギュラー案件と並行で“女性向けサイトのお試し案件”を募集することにしたそうです。
これは、格安でデザイン制作するかわりに、「制作実績」として紹介させもらうというもの。ポイントは毎月先着3件という限定枠と、アピール効果の高そうな分野に絞った点。たくさん引き受けすぎるとレギュラーに支障をきたすし、一つ一つのクオリティが低くなるので、バランスが重要でした。現状の仕事を確保しながら、やりたい分野の仕事を効率よく経験する。そんなふうにバランスを見極めながら実績を積んでいったそうです。
最終的に彼女は、実績をたくさん作ることができ、今ではお試し案件がなくても、コンスタントに発注が入るようになったとか。
このように、いきなりこの状態に持ってくるのは難しいかもしれませんが、少しずつ「求められる仕事とやりたい仕事」の割合を変えていくことなら、工夫次第で簡単にできると思います。ぜひ楽しんでチャレンジしてみてくださいね!
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