電車待ちで「携帯ゲーム」に熱中していると危険です

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   先日、鉄道会社にお勤めの方と話す機会がありました。

   彼によれば、ここ最近、ケータイゲーム機でヒヤッとすることが増えてきているそうです。

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注意を呼びかける「アナウンス」も聞こえない

ホームには予想外の列車風が吹くことがある
ホームには予想外の列車風が吹くことがある
「駅のホームで、歩きながらケータイゲーム機で遊んでいる人が目につくようになってきたんです。しかも、ホームの端の方だったりする。駅員からすれば、ヒヤヒヤものです」

   列車がホームに入ってくる時など、予想外の列車風が吹くことがあります。

   列車風にあおられたり、引き込まれたりすると、近くの人とぶつかったり、悪くすれば線路に落ちてしまったりと、怪我や事故の原因になることがあるのです。

「もちろん、駅のアナウンスで注意を呼びかけるんですが、困るのは携帯音楽プレーヤーのイヤホンもしている人。アナウンスが聞こえていない可能性があるんですね」

目と耳は危険を察知する重要な「センサー」

   音楽をイヤホンで聴きながら、ゲームに熱中しているとなると、周囲の状況にまったく注意を払わずに歩いていることになります。これは危ないです。

   人間は、歩いている時、五感を使って周囲の情報を絶えずキャッチしています。危険を回避するためです。

   目と耳という、特に重要なセンサーが使えないとなると、危険を察知することがとても難しくなります。

   自分の身を守るため、他人に迷惑をかけないため、歩きながらのゲームはやめておきましょう。

井上トシユキ


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井上トシユキ
1964年、京都市出身。同志社大学文学部卒業(1989)。会社員を経て、1998年よりジャーナリスト、ライター。東海テレビ「ぴーかんテレビ」金曜日コメンテーター。著書は「カネと野望のインターネット10年史 IT革命の裏を紐解く」(扶桑社新書)、「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)など。
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