「一年の計は元旦にあり」。年末年始は、この1年を振り返り、新しい年の目標を立てるよい機会だ。ただ、目標を立てっぱなしにしてしまうのが多いのが実態だ。そんな人は、頑張るための「ごほうび」を一緒に決めておくのがいいらしい。
ごほうびは「ケーキを一気食い」という男性も
毎日コミュニケーションズが運営する20代社会人向けサイト「COBS ONLINE(コブスオンライン)」は2009年12月15日、「自分へのご褒美でしたいことランキング」を公表した。回答者は、20代男女のCOBS ONLINE会員男性281人、女性719人。
それによると、1位は男女とも「普段は食べないものを食べる」。次いで「休暇をとり、国内もしくは海外旅行へ」(女性2位、男性3位)、「高価な物を買う」(男性2位、女性3位)と続いた。
ごほうびの内容は、「ちょっとしたスイーツを買って帰る」「スーパーで一番良いステーキ肉を買って来て家で焼く」といったささやかなものから、「長く使えそうな鞄、時計などを買う」「3~5万円くらいのアクセサリーを買う」「大好きなハワイに行ってのんびりしている」といった高価なものまで、さまざま。
また、男性でも「普段買わない高いお菓子を休み前にゲット」「ケーキを2個買って一気に食べる」という人もいる。開放感のあるときに甘いものが食べたくなるのは、男女共通のようだ。
女性だけの「朝食会」で目標達成への刺激を受ける
そんな日々のごほうびだけでなく、「来年はこれができたら○○を買おう」と計画する人もいるだろう。ただ、自分にとってちょうどいいレベルの目標を設定するのは、案外難しいものだ。ルシーダが運営する「ごほうびらぼ」では、働く女性の目標設定と、達成したときのごほうびの決め方をサポートしている。
「ごほうび目標を立てよう」では、3ヶ月間の習慣目標や、達成したときのごほうびを決めるポイントを、5つのステップで説明。「ごほうびタイプ診断」では、28の問いに答えることで、自分の行動力とお金の使い方の特徴、問題点を指摘してくれる。
また、十数人の「朝食会」を月1回開催し、お互いの経験談や失敗談、これからやりたいことなどを話す機会を設けている。参加者からは、「女性が会社の枠を超えて交流できる場があまりなく、他人の意見が聞ける機会はとても貴重。自分の目標達成に向けた刺激にもなる」と好評だという。
「ごほうびらぼ」プロデューサーの山藤諭子さんは、「目標達成に向けたごほうびは、最初に買ってから頑張る人もいれば、頑張った後に買う方がいい人もいて、人それぞれです。自分にあった目標とごほうびを見つけて欲しいですね」と話す。