インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は2009年11月19日、「今の仕事観」を表す漢字についてのアンケート調査(自由回答)の結果を発表した。回答者は、関東、関西、東海地域在住の22歳~39歳のビジネスパーソン1,000名。
男性の「楽」には「将来の願望を込めた」という回答も
結果は、男性では不況を反映して、1位は「忍」、2位は「耐」となった。アンケートには「業務が増えストレスも多いのに、給与が上がらない」(31歳男性)など、給与への不満をもらす男性の回答が多かったという。また、「人員削減で人が減って仕事量が大幅に増えたが補充はない。耐えてがんばるだけ」(36歳男性)という声もあった。
一方、女性の1位は「楽」。「定時退社だから」(27歳女性)という回答もあったようだ。ネット上にも不況で「ヒマしてます」という書き込みが見られる。「男性の方が悲観的」という見方もあるだろうか。
国税庁の「平成20年分民間給与実態統計調査結果」によれば、男性が10万円近く減額しているのに対し、女性は2千円しか減っていない。性別で大きな感覚の差が生じているのは、これが理由かもしれない。ただ、女性の2位にも「忍」が入っている。
なお、男性の3位は「楽」。「つらいことも多々あるけれど、楽しんで仕事をしています」(30歳男性)といった前向きなコメントや、「楽しいことを仕事にしたい」(35歳男性)といった将来への願望を込めた回答が多数を占める結果となった。
また、女性の10位にある「変」について、調査元に意味を聞いたところ、
「コメントを見ると、社会情勢や社内の『変動』、自分自身の『変化』のことを指しているようだ」
という回答で、「うちの職場はなんか変、という意味ではない」とのことだった。