10月10日は世界精神衛生連盟(WFMH)が定めた「世界メンタルヘルス・デー」。これにちなんで、マーケティング会社のトレンダーズでは、既婚女性300名に本音を語ってもらう“ロバミミ委員会”を立ち上げて「あなたの秘密コクっちゃおう!」調査を実施し、その結果を公開した。
「おニャン子のオーディションに応募」の過去はNG?
回答者は20~30代の既婚女性303名。それによると「夫に対して秘密にしていることがあるか」という問いには「ある」と答えた人が、全体の77%にも上った。年代別には、20代では68%、30代では79%となり、年を重ねるにつれて秘密を抱える人が増えるという結果となった。
秘密の内容として最も多かったのは「お金のこと」で40%(複数回答)。次いで「買い物のこと」(33%)、「過去の自分のこと」(22%)が続いた。年代別には、20代では「恋愛のこと」(24%)が3位となっている。回答者から寄せられた声には、次のようなものがあった。
・密かに貯めているお金が400万円くらいある(33歳・専業主婦)
・FX取引で100万円損した!(34歳・看護師)
・30万円の指輪を買ったが、親からもらったとウソをついた(34歳・IT勤務)
・プチ整形したことがあります(27歳・漫画家アシスタント)
・おニャン子クラブのオーディションに応募したことがある(39歳・専業主婦)
・好きな人がいて今でも1年に5回くらい逢いに行っている(38歳・メーカー勤務)
「オーディション応募」くらいはバレても問題にはならないだろうが、それ以外はバレたら大きな問題になりそう。完全に秘密にできるものは別にして、もうやめるか、夫にきちんと打ち明けておいた方がよいのではないだろうか。
「この人には打ち明けてもいい」男性は石田純一、女性は・・・?
「秘密を告白できていない期間はどれくらいか」という問いには「1~3年」という人が最も多く35%。次いで「4~6年」が17%、「1年未満」が11%となった。平均は3.6年だが、「7~9年」「10年以上」を合わせると13%となった。
夫に秘密を告白したことがある人は、20代では24%、30代では13%。全体では15%となった。また、夫には告白できないが「この人には秘密を打ち明けてもいい」という芸能人は、男性では「大人のアドバイスが聞けそう」な石田純一、女性では「悩みを笑いに変えてくれそう」な久本雅美が、それぞれ第一位だった。
精神科医の香山リカ氏は、この結果について、
「主婦が一番苦しむのは、『主婦なんだから』という型にはめられて、さまざまな行動に対して批判にさらされることだ。また、それを自分でも良くないと決め付けてしまうことだろう。自分を追いつめすぎず、日常的に発散の手立てを持っておくことが非常に大切だ」
とコメントしている。ただ、回答内容を見ると「主婦」という自覚をきちんと持って行動していれば、おかしな悩みを抱えずに済んだのでは、と思われる節もあるのだが・・・。
なお、“ロバミミ委員会”では、放送作家の小山薫堂氏を審査員とした「コクる川柳グランプリ」の作品を09年11月30日まで募集中。