上司に「定期預金の通帳を持って来い!」と言われました

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   従業員の私生活には、上司であっても基本的に干渉することはできません。ただ、プライベートな話題も交わせる上司と部下との強い信頼関係にも、捨てがたい魅力があります。Q&Aコミュニティの「Yahoo!知恵袋」には、上司からの意外な一言にとまどっている質問者の相談が掲載されています。

「明日、定期の通帳持って来い!と言われたんですが・・・」

「上司と部下の信頼を築くため」チェックが必要か

   質問者のsanshin1979さんは、ある日、会社の上司に「定期預金やってるか?」と聞かれました。「やってますよ」と答えると、なんと「明日、その定期の通帳持って来い!」と言われたというではありませんか。

   通帳をチェックするためだ、というのですが、「何をチェックするんですか?」と聞いても、「上司と部下の信頼を築くためだ」と、答えになっているのかどうかよく分からないことを言うのだそうです。

   そこで質問者さんは、Q&Aサイトで他の人の意見を聞いてみることにしました。

「何だか怖くて持って行く気にならないんですけど・・・」

「上司より預金額が多かったらどうするつもり?」

   この相談に対しては「絶対に見せない方がよい」と強く助言する人がいました。回答者pippi1221pippiさんの知人は、200万円の定期預金の存在を上司に知られ、30万円を貸してくれと頼まれました。しかたなく応じましたが、返ってくる様子がないそうです。

「きつく返して欲しいと言うに言えず、困っているみたいです。・・・通帳は親に預けているとか、逃げ道はいくらでもあると思います」

   人事権を持つ上司にお金を貸すのは危ないですね。また、回答者hitokototiebukuroさんは、預金通帳を見せると、思わぬ気まずさを招くおそれがあると指摘します。

「上司より預金額が多かったらどうするつもりなんでしょうね。・・・(私なら)ネット銀行を利用しているといって逃げます」

   確かに「俺よりずっと多いじゃないか」なんてことになったら、「信頼」どころじゃなくなって、仕事がしにくくなってしまうかもしれません。

   回答者hastaluego230さんは、プライバシーの侵害という点から、他人が見せろと要求すること自体がおかしいと指摘します。

「個人の定期預金の詳細などは、病歴などと同じで非常に繊細な個人情報です。・・・しつこいようでしたら、上役に相談してみましょう」

「昔の上司は部下の生活面までチェックしていたもの」

   一方、回答者kame1104jpさんは、上司が「見せろ」というのには、それなりの理由があるかもしれない、と指摘しています。

「ちゃんとしている上司であれば、あなたのことが心配で、計画的に物事を考えているかどうかを確認したいというところでしょうか!?・・・気になるのであれば、その上司の配下のあなたの先輩に聞いてみるといいと思いますよ」

   なるほど。「よし、ちゃんと貯金してるな。これなら大丈夫だ。安易に解約するんじゃないぞ!」ということで終わりかもしれませんね。

   回答者rohiketaraguoさんも「(上司は)恐らく冗談で言っているのだと思いますが」と言いつつ、昔は上司が部下の生活面もチェックしていたものだといいます。

「サラ金に手を出して借金がふくらみ、怖い人たちに追い込みをかけられてる社員がいて、・・・借金に困っている部下がいないか心配する上司の方もいらっしゃいます。それで、預貯金や生活費にまで突っ込んで聞いてくるようなことがあります」

   確かに金融機関では、支店長が部下の服装や交友関係の噂にまで注意を払い、借金や横領をしている様子はないか気を配っているところもあるそうです。さて、質問者さんは、結局、預金通帳を持っていったのでしょうか。

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