いまや、どの会社にもある企業サイト。ある調査によると「再び訪れてもよいと思う企業サイト」のランキングが明らかになったが、自社サイトのアクセス数がなかなか伸びないと悩む担当者の参考になるのではないか。
「レシピ」「キャンペーン」「クーポン」を持つサイトは強い
日本ブランド戦略研究所は2009年8月25日、企業サイトの「再訪問意向ランキング」の調査結果を公表した。今年6月に日本の有力企業258社(B to C企業のみ)のウェブサイトについて調査し、19500人から有効回答を得た。
トップ10は以下の通り(カッコ内は再訪問意向率)。1位のキユーピーは昨年の30位以下から急上昇。再訪問意向率は85.2%に上った。2位は、昨年1位の東京ディズニーリゾート。
1 キユーピー (85.2%)
2 東京ディズニーリゾート (84.0%)
3 味の素 (83.2%)
4 ユニクロ (83.1%)
5 マクドナルド (83.0%)
6 キリンビール (82.9%)
7 アサヒビール (82.8%)
8 モスバーガー (81.7%)
9 キッコーマン (81.0%)
10 サントリー (80.6%)
なお「再訪問意向率」とは、一度訪れたサイトに再び訪れたいという意向を持った人の割合。リピーターを引き付ける好感度が強いサイトといえる。
上位には、自社製品を使ったレシピが充実した食品メーカーが目立った。ビール会社でも酒のつまみのレシピが充実しているほか、キャンペーン情報が豊富だ。東京ディズニーリゾートでは、新しいアトラクションや期間限定チケットなどの情報を逐次更新。マクドナルドではクーポン情報を毎月更新している。
上位の傾向を踏まえると、企業サイトにリピーターを作るには、「レシピ」や「キャンペーン」「クーポン」など消費者にとって魅力的なコンテンツや特典を提供し、更新を欠かさないのが有力な方法といえそうだ。