Episode5 「小さな会社ほど大きなインパクトを与えられる」

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   数年前に登場したミクシィ(mixi)を始めとする「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)」はいまや人々の生活に当たり前の存在として定着したが、セレゴ・ジャパンが運営する学習サイト「smart.fm」もSNSの要素を積極的に取り入れている。「SNSではなくSLS(ソーシャルラーニングサービス)だ」というわけだが、その中心にいるのがサイトディレクターのラッセル(ラス)・メンチである。

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大学で「東洋学」を専攻 中国、台湾、そして日本へ


   ラスはNASAのジョンソン宇宙センターがあることで知られるヒューストンの出身。東部アイビーリーグのプリンストン大学で東洋学を学んだあと、中国や台湾で暮らし、最後にアジアの東の端にある島国にやってきた。

   半年間は倉敷の中高一貫校で英語を教えていた。その後、上京し、MBA留学のための予備校で講師になった。その学校を経営していたのが、セレゴ・ジャパンの創業者でもあるアンドリュー・スミス・ルイスエリック・ヤングだった。

   予備校で教材開発に関わっていたラスはセレゴに入社し、オリジナルの学習コンテンツを制作に携わるようになる。

「既存のコンテンツは生の英語、使える英語という観点からは改良の余地が大きかったので、新たなコンテンツを作るのはやりがいがあったよ」

   ウェブの語学学習サイトである「smart.fm(当時の名前はiKnow!)」が始まってか らは、サイトディレクターとして、サイト全般の監督、smart.fmのコンテンツ開発、ユーザーコミュニティの管理したりしている。

米国出身の実業家エリック・ヤングとアンドリュー・スミス・ルイスが2000年、東京に設立したベンチャー企業。「人の学習メカニズムを科学的に解明し、学習効率を飛躍的に高める」ことをミッションに、IT技術を生かした独自の学習アプリケーションを開発。07年10月に開設した無料の語学学習サイト「iKnow!」は1年半で40万人以上の会員を集める人気サイトに成長した。09年3月にはサイト名を「iKnow!」から「smart.fm」に変更。語学だけではない、あらゆる分野の知識を学べる総合学習サイトとして新たなスタートを切った。
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