カゴメ「ラブレ」 体験者の声を中継するウェブサイト

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   最近、企業のウェブサイトの作り方に変化が見られる。企業側のメッセージを一方的に伝えるのではなく、消費者の声を取り込み、商品開発やマーケティングの「拠点」として活用するウェブサイトが増えているのだ。カゴメ「植物性乳酸菌ラブレ」のキャンペーンサイトも、そのような企業サイトの一例と言えるだろう。

植物性乳酸菌は「腸で生きぬく力が強い」特長がある

   「植物性乳酸菌ラブレ」といえば、女優の吉永小百合さんが自転車で坂道を登るテレビCMが印象的だ。ただ、商品名にもなっている「植物性乳酸菌」という言葉には、あまり馴染みがない。

「実は日本人は、昔から植物性の乳酸菌を口にしてきたのです。たとえば味噌やしょうゆ、野沢菜などの漬物にも、植物性乳酸菌が含まれています」

   そう答えてくれたのは、昨年まで「ラブレ」のマーケティングチームに所属していた宗田美穂さんだ。現在は広告部に所属している。そもそも「ラブレ」に入っているラブレ菌も、京都の男性が長寿であることに着目した故・岸田綱太郎博士が、京都の「すぐき漬」を研究して発見したものだという。

「ラブレ」のキャンペーンサイト。モニター応募などができる
「ラブレ」のキャンペーンサイト。モニター応募などができる

   乳酸菌は、動物の乳を栄養分とするものを「動物性」、植物に含まれるブドウ糖などを栄養とするものを「植物性」と呼ぶ。植物性乳酸菌の育つ環境は、動物性乳酸菌が育つ環境に比べて栄養が少なく、塩分や酸分が多い。そのため、植物性乳酸菌は、より過酷な環境下でも生きぬく強さを持つという特長があるという。

「口から摂取された乳酸菌は、酸度の高い胃液や胆汁、腸液などを通過します。消化器官モデルでの実験では、『ラブレ』は当社が保有するL.カゼイ菌に比べ腸で生きぬく力が強いことがわかりました。そこでパッケージにも「腸で生きぬく力が強い」と表示しています」(宗田さん)

ウェブサイトを商品の「体験談」を広める場にしたい

カゴメ広告部の宗田美穂さん。昨年まで「ラブレ」のマーケティングチームに所属していた「植物性乳酸菌のプロ」だ
カゴメ広告部の宗田美穂さん。昨年まで「ラブレ」のマーケティングチームに所属していた「植物性乳酸菌のプロ」だ

   「ラブレ」のキャンペーンサイトには、実際に商品を飲んだ体験談が「みんなの声」として集められ、世代別や共感数順に閲覧できる。最も多くの共感を集めているのは、50代男性から寄せられた

「夜飲んで朝スッキリ、これは本当です。とても嬉しい次第です。」

というコメントだ。この結果について、宗田さんは、

「『ラブレ』は食品ですので、いつお飲みにいただいても良いのですが、腸が休まる睡眠前や、胃酸の影響をより受けにくい食後の飲用をおススメしています。多くの方に『夜飲んで朝スッキリ』を実感していただいているようで、本当によかったと思います」

と笑顔を見せた。

   腸内環境の悪化は、加齢以外にも、ストレスや過労、偏った食事などでも生じると聞く。20代女性から寄せられた「毎日、会社に持参しています」というコメントも、そういう効果を感じてのことだろう。砂糖不使用という点も女性には嬉しい。自分用にだけでなく、身体を気遣うメッセージを添えて両親にプレゼントしても喜ばれそうだ。

   ところで「みんなの声」は、個人ブログからも投稿できるという。ブログ内にブログパーツを貼ることで、コメントを投稿できるというしくみだ。また、簡単な質問に答えていくことで、「ラブレ」の効能について知識が得られるクイズコーナーでも、正解者から抽選で「ラブレ」のタブレットが当たる。

「毎月100名様限定で『ラブレ』のモニター募集をしていますが、ブログパーツを貼っていただいた方には、毎月自動的にモニターに応募されるしくみになっています。もちろん、ブログをお持ちでない方も応募できます。まずはモニターやクイズなどに応募して、『ラブレ』の良さを体感していただき、周りの方々にもその良さを広めていただければいいなと思います。キャンペーンサイトは、そんな喜びの体験が広がるきっかけになることを目指しています」(宗田さん)

「ラブレ」のブログパーツ
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