ビジネスをする上で、欠かせないのが「名刺」だ。ただ、欧米のビジネスカードは、日本ほど堅苦しくなく、プライベート色も入れて気軽に交換されるものらしい。ある調査では「印象に残る名刺」のランキングが発表されたが、インパクトのある名刺を作るためには、海外のカジュアルなサービスを利用してしまうというのも手かもしれない。
裏面の「顔写真」が全部違う名刺を100枚出して驚かす
gooランキングは2009年5月21日~2009年5月25日、1,082人の男女を対象にインターネット上で、「印象に残る名刺」についてのアンケートを実施した。ランキングの1位は「顔写真付き」。次いで2位が「似顔絵入り」、3位が「台紙の素材が特殊」、4位が「台紙がパッションカラー」、5位が「大きさが定形外」(正方形、しおり型など)となった。
「顔写真入り」「素材が特殊」「定形外」などの要素を兼ね備えた名刺を作れるのが、イギリスのサービス「MOO」だ。注文は英語のみだが、日本語のユーザーガイドが準備されている。
イベントプロデューサーの岩下テツさんは、ここで作った名刺を、プロジェクトの打ち上げの席で配っている。
「仕事がうまくいった後の打ち上げでは、クライアントの機嫌がいい。次の仕事につなげるアピールをするときに、MOOの名刺を使うことがありますよ」
岩下さんは、裏面の写真が全部違う名刺を100枚出し、相手に選んでもらっているという。日常生活で撮りためたデジカメ写真を、写真共有サイトの「Frickr」にアップロードしておき、まとまったところで「MOO」の名刺として出力している。
「ちょっと変わった名刺でも、笑って受け取ってくれる人たちとは、公私ともに長く付き合える。肩肘を張らずに『何かいいアイデアない?』と気軽に相談してもらえる人間関係ができれば、仕事が楽しくなるし、いいものができると思う」