危険! ケータイで道案内を聞きながらの「自動車運転」

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   前回は自転車の「ケータイしながら運転」でしたが、タクシーのドライバーさんからは、自動車の「ケータイしながら運転」も、このところ目につくそうです。

   2004年に「ケータイしながら運転」に罰金が科せられるようになり、一時はかなり減っていたのですが……。

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右折ラインに迷い込み直進車線に戻ろうとして立ち往生

「トラックや会社の営業車も目立つけど、危ないと思うのは女性と高齢者ですね。運転や道に慣れていないから、ケータイで誘導してもらってるんだと思うんだけど、若い人でも危ないからって禁止されたのに、慣れてない女性や高齢者がケータイしながら安全に運転できるはずがありませんよ」

   ありがちなのが、右折ラインに間違って入ってしまい、直進車線に戻ろうとして立ち往生してしまうパターン。

   都会では、たいていの車は車線の流れに乗って走っていますから、直進車線の車も、オイソレと右折ラインから合流させてあげにくい。

「すると、ワケのわからない右折ラインの渋滞が起こっちゃう。一度ケータイを切るか、膝元にでも置いて運転に集中すればいいのに、そういう人に限って話し続けてたりするんですよねぇ」

交差点で渋滞を引き起こしてもケータイを離さない・・・

   結局、交差点や横断歩道のど真ん中で車線変更をするかたちになり、さらなる別の渋滞や迷惑をひき起こしてしまうのだとか。

「で、テレもあるんだろうけど、そこまでしてもまだケータイで話してたりするんです。ちょっとは他人の迷惑も考えろ、って思いますよ」

   直進車線にいても、ケータイしながら運転の車は、急に左折して店舗などの駐車場へ向かい原付バイクなどと事故を起こしたり、歩道で歩行者や自転車と接触したりと、見ているほうの心臓にも悪いことが、ままあるそうです。

   ケータイしながら運転は、立派な交通違反です。

   自分と他人の生命の安全のためにも、決してしないように注意してください。

井上トシユキ

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井上トシユキ
1964年、京都市出身。同志社大学文学部卒業(1989)。会社員を経て、1998年よりジャーナリスト、ライター。東海テレビ「ぴーかんテレビ」金曜日コメンテーター。著書は「カネと野望のインターネット10年史 IT革命の裏を紐解く」(扶桑社新書)、「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)など。
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