ある調査によると、日本のビジネスパーソンは、昼休みに昼寝をして息抜きしている人が多いという結果が出た。「自席で昼寝」が男性で1位、女性でも2位に。「外で昼寝」も男性でトップテン内にランク入りしている。それだけお疲れなのか、それとも案外要領よく休んでいるのか。
女性も半数以上が「自席で昼寝」でリフレッシュ経験あり!?
gooランキングは2009年5月21日~5月25日、1,082人の男女を対象にインターネット上で、「昼休みに息抜きとしてすること」についてのアンケートを実施した。男女総合のランキングでは、1位が「自席で昼寝」、2位が「ネットサーフィン」、3位が「ランチ仲間とおしゃべり」となった。
女性の1位は「ランチ仲間とおしゃべり」。2位は「自席で昼寝」で、1位を100とすると66.0ポイント。仮に女性の8割が「ランチ仲間とおしゃべり」で息抜きしているとすると、半数以上の女性が昼寝で息抜きすることがある、という計算になる。いずれにしても意外に上位という結果だが、どんなスタイルで眠っているのだろうか。
Yahoo!知恵袋には、「顔に寝あとがつかない昼寝の仕方を教えてください」という質問が寄せられていて、「机の上にタオルを置いて、そこにおでこをのせる」「昼寝用の小さな枕を常備する」などのアドバイスが寄せられている。
一方、男性では「自席で昼寝」が堂々の1位。机に突っ伏したり、腕を組んだり、ゴミ箱に足を乗せたりして寝ている姿は良く見られる。9位には「外で昼寝」(17.0ポイント)もランクインしており、昼寝を習慣にしている人は多そうだ。ただ、並木道の木陰のベンチで熟睡している人を見かけると、寝過ごしたりしないのか心配になる。
なお、スペイン語圏では、昼下がりに長時間の休みをとる「シエスタ」(昼寝)が有名だ。北イタリア在住のmiemieさんのブログ「スペインのんびり暮らし」によると、本場でも「ソファでウツラウツラ」しながら「20~30分寝る」のが流儀で、ベッドで2時間寝入ってしまうのは「正しいシエスタの取り方」ではないのだそうだ。
ITベンチャーなどでは、さまざまな社内施策によって「生産性の向上」を追求しているが、思い切って「スペイン流のシエスタ」を導入するアイデアはどうか。2~3時間の昼休みは難しければ、大会議室を暗くして音楽を流し、昼寝をサポートする方法でもいいかもしれない。