保育園に預けたくても預けられない、という現実
子どもを産んだ後も心もとない。「働きながら子育てするのがいかに大変か」という話をあちこちから耳にする。
夫婦どちらかの親が近くにいて孫の世話をしてくれるのならいいが、あいにくどちらも遠方にいる場合は、どうしても保育園に預けなければならない。それが共働き夫婦の現実だ。
しかし子どもを預けたくても、保育園が定員一杯で預けられないことも多いのだ。保育園に入りたくても入れない待機児童の数は2008年4月現在、全国で1万9550人もいるといわれている。しかもそのほとんどは、大都市部に集中しているらしい。
日本では、出産した後も、子どもが1歳になるまでは「育児休暇」を取ることが労働者の権利として認められている。さらに、保育所が定員オーバーで入れないなどの「特別の事情」がある場合は、育児休暇を半年間のばすことができる。
でも、それまでに保育園が見つからないときは、どうするのか? 考えるととっても不安になるが、これは少子化問題にもつながる切実な問題だと思う。