残業続きで、帰宅するのは深夜。翌朝はボンヤリした頭で会社に駆け込む・・・。繰り返される朝の風景だ。もし理想がかなうのなら、どんな「朝の過ごし方」をしてみたいか。ネットユーザーに聞いてみた。
「朝食に1時間かけたい。自分でこねて焼いたバターロールを」
あなたの理想の「朝の過ごし方」は?――ライブドアブログの利用者に向けてこんなお題を出したところ、280件を超える投稿があった。目に付いたのは、「早起きをしてリラックスして過ごす」という回答だ。朝食のメニューにもこだわりが見える。
「日の出と共にゆっくり目を覚まし、河川敷をウォーキングなんてしたいなぁ…日々移り行く自然を肌で体感しながら、朝日を浴び、深呼吸をしながらゆっくり、ゆっくり歩く…で、帰ってからじっくり新聞に目を通しながら、モーニングコーヒーとしゃれ込む」(ミスターフジヤマの「こんな事があった…」)
「朝食に1時間かけたい。洋食だったら・・・挽きたてのコーヒーで、時には紅茶で、オレンジ100%ジュースや牛乳も用意して、トーストと、スクランブルエッグやベーコン・野菜サラダ・スープ・・・とかをゆっくり食べたい。もっと贅沢を言えば、自分でこねて焼いた食パンか、バターロールやスコーンを食べたい」(mayachimoのブログ)
バロック音楽をBGMに、という人もいた。『1Q84』が大ヒット中の作家・村上春樹氏も、早朝に起きて、午前中に仕事をするのを習慣にしているという。
「僕も朝にしか仕事をしない。だいたい午前四時から五時のあいだに起きて、十時頃まで机に向かって集中して文章を書く。日が落ちたらよほどのことがない限り一切仕事をしない」(『意味がなければスイングはない』文春文庫)
「いつまでも眠っていたい」「二度寝したい」という回答も
リラックス派とは反対に、朝から元気に活動したいという人も。各地に「早朝野球連盟」という会があったり、早朝から「朝湯」をやっている銭湯もあるようだ。
「早朝6時から野球をやって、それから出勤していたんだよって話。・・・格安でマウンドを借りれるのと、その時間帯だと、確実に集まれる」(読売理工医療福祉専門学校:情報システム科)
「朝風呂はいいぞ、朝風呂は!!ただ、開店時に銭湯に行ってもな、すでに、じい様たちがたくさんいて絶対一番にはなれないんだ・・・」(心ときめくおもちゃを求めて)
一方で、好きなだけ眠りたいという人も数多くいた。
「寝てたいです(><)小鳥のさえずりが聞こえる中 カーテンを閉めたままでいやになるまで何度も寝たい 誰にも起こされず自分の起きたい時間に起きる いいなあそんな生活・・・」(ちらしの裏)
このほかにも「二度寝」と答えた人も多かった。作家の村上龍氏は、「朝寝坊が好きで、通勤電車が我慢できないとなると、サラリーマンはますます絶望的」という理由で、作家を志したと語っている(『蔓延する偽りの希望』幻冬舎文庫)。あなたは、どのタイプに当てはまるだろうか。