大学なんて無理して行かなくてもいい

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ある水準以下の大学には、最初から進学しない方がいい

   そして、もう一つの現実とは、そもそも無理に大学なんて行く必要はないということだ。もともと勉強が得意だとか、何か学びたいことがあって、そのために進学するならともかく、そういうものがないと言う人まで無理して周囲にあわせる必要なんてない。

   特に、ある水準以下の大学には、最初から進学しない方がいい。普通の企業は、そういった大学は大卒とは認めておらず、それ以外の企業はそもそも学歴にこだわらないので、行くだけ金と時間の無駄である。その期間、実社会で経験を積んだ方が、よほど後の人生で役立つだろう(しかも学費払うどころか給料も貰えるわけだ)。

   4年間高い学費を払いつつ、大卒学歴を無かったことにして公務員になりたがる大人の存在は、こうした考えを証明してくれるものだ。 

城 繁幸

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人事コンサルティング「Joe's Labo」代表。1973年生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。2004年独立。人事制度、採用等の各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種経済誌やメディアで発信し続けている。06年に出版した『若者はなぜ3年で辞めるのか?』は2、30代ビジネスパーソンの強い支持を受け、40万部を超えるベストセラーに。08年発売の続編『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか-アウトサイダーの時代』も15万部を越えるヒット。ブログ:Joe's Labo
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