教訓3:負けグセを破れ(Break out of losing streaks)
こんな話がある。負け続きで立ち直る見込みがないと思われていたアメフトチームがある試合でやはり負けそうだったとき、一人の選手がチーム全体に「俺達は負けてるんじゃない。最も大事な状況にいるんだ」と呼びかけた。これが試合の機運を変え、結果的にそのチームは逆転勝利を収めたという。このように、失敗つづきの悪循環を変えるためには、その原因をさぐり、自らそれをコントロールしていくことが重要だ。
経営者もチームのメンバーが困難に直面したときには、このアメフト選手のような役割を果たすことが期待される。壁にぶつかっている原因についてあらゆる角度から話し合える場を持ち、それをコントロール可能な構成要素に分解することで、メンバーの士気を良い方向に持っていくことができるのだ。