電車で「ポータブルゲーム」ハマりすぎるのは危険だ

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   東京都心部は電車網が発達しており、多くの人が利用しています。

   多くの人が利用するぶん、事故やトラブルも少なくないのですが、車での移動よりも時間が読めるのが便利なところ。ただ、通勤や帰宅のラッシュとなると、混雑は大変なものです。

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電車の出入り口付近で怒鳴り声が響いた

   ある日の夕方、ちょうど帰宅時間にJRに乗り合わせました。都心から郊外へと向かう、利用者の多い路線です。

   通勤に比べ帰宅は時間がバラけますが、それでも隣に立つ人と上着が触れ合う程度の混雑でした。大きなターミナル駅に着き、大勢の人々が一気に降車をはじめました。

   と、その時。出入り口付近で怒鳴り声が響きました。

「なんだよっ! 押すなよ、なにすんだっ!」
「おまえ、邪魔なんだよっ!」

   振り返ると、出入り口のすぐ横で立っていた30代と思しき男性と、40がらみの男性とが言い争っています。

   立っていた男性は、耳にイヤホーンを着け、ポータブルゲーム機を操作していました。ターミナル駅に着いても気づかずにゲームをやりつづけていたために、降りる人の邪魔になっていたのです。

井上トシユキ
1964年、京都市出身。同志社大学文学部卒業(1989)。会社員を経て、1998年よりジャーナリスト、ライター。東海テレビ「ぴーかんテレビ」金曜日コメンテーター。著書は「カネと野望のインターネット10年史 IT革命の裏を紐解く」(扶桑社新書)、「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)など。
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