大事なホウレン草を食い荒らしたのはだれか

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猪や鹿の防御策には手間もお金もかかる

   もともとこの地域では、日ごろから田畑の作物が猪や鹿、ハクビシンなどに荒らされてしまうという悩みがあった。森に食べ物がないからか、人里まで降りてきて時には熊もでるという。農家は猪や鹿の対策として、お金をかけてソーラーパネル式の電気棚を張ったりしているが、敵も賢くなかなか捕まらない。

   県の農政課などが推奨する被害対策の基本は、

(1)取り残し作物やゴミの処理を徹底する
(2)電気柵・網などで農地を囲う
(3)追い払い、見張りで侵入を防ぐ

だという。

   畑の近くに餌となりえる肥料(米ぬか)や規格外の作物を放置していていると、彼らはここを餌場だと勘違いする。一度人間用のおいしい作物を食べると味をしめて何度もやってくる。ふだんから畑の整理整頓も大事だということだ。

   農作物を生産する上で、障害となるのは天候(日照時間や台風など)だけだと思っていたが、実際には鳥獣対策も大事だということを知った出来事だった。

セレン社長秘書 大倉野あやか

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「食を通じて人を元気に。」を合言葉に、2008年10月1日設立。再現性のあるサスティナブルで「儲かる(=夢のもてる)農業」の実現を目指し、農業技術支援だけにとどまらず、人財教育、地域コミュニティの再構築など農業を通じて、日本各地の地方復興、就農者の増加のために現代農業の活性化に邁進している。
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