「戦略」がイメージできると「仕事に対する姿勢」が変わる
自分の「戦略」がイメージできるようになると、日々の仕事に対する姿勢が変わりました。平日は飲みにいく日が減り、休日も仕事に使えそうな本を読んで過ごすようになりました。この時期の努力がベースとなり、その後の仕事の基礎力がつきました。もし、あのとき戦略を意識していなかったら、いまでも差別化できる分野が持てず、中途半端で終わっていたと思います。
学生の頃は、すべての分野で平均点を取れば、合計点で成績上位者になれますが、大人の世界では「その他大勢」は重宝されません。会社はいろいろな人材で成り立っており、スターでなくても「なくてはならない人材」はいます。そういう人になれれば、簡単にクビになることはありません。
孫子の兵法に「彼を知り己を知れば、百戦してあやうからず」という言葉もあります。会社や上司が、あなたに対してどのような役割を期待しているのかを知り、それに応えられるように努力していけば、会社にとって必要な人材にきっとなれるでしょう。
野崎大輔