意外なところから着メロが鳴り出した
と、そのとき。男性のケータイが大音量で着メロを奏でだしました。
「最初は知らん顔してましたが、大音量がいつまでも続くので周囲の人がイライラしてきたのがわかったんでしょうね」
男性はやにわケータイを取り出すと、大声で「いま電車だから! 降りたらかけ直すから!」と一方的に言うと、そのまま通話を切ってポケットに放り込みました。
「すぐさま、言ってやりましたよ。早く電源切りよ、って。バツが悪かったのか、次の駅でこれ見よがしにケータイ片手に降りて行きました(笑)」
ケータイと電車、いずれも生活に欠かせないものだけに、もめ事の原因にもなりやすいですね。
なにしろケータイときたら、子供も老人も外国人も、日本で生きる人すべてに行き渡ったかと思われるぐらいです。
そんなケータイを取り巻くなかで起こるトホホな風景を通して、ケータイとの上手な付き合い方が見えてくるのではないでしょうか。
井上トシユキ
※これまで連載していた「ITとほほ観察記」は「ケータイとほほ観察記」と装いを新たにし、ケータイシーンにフォーカスした記事をお届けします(会社ウォッチ編集部)