電車で「ケータイ着メロ」切らないと、こんな悲劇が・・・

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意外なところから着メロが鳴り出した

   と、そのとき。男性のケータイが大音量で着メロを奏でだしました。

「最初は知らん顔してましたが、大音量がいつまでも続くので周囲の人がイライラしてきたのがわかったんでしょうね」

   男性はやにわケータイを取り出すと、大声で「いま電車だから! 降りたらかけ直すから!」と一方的に言うと、そのまま通話を切ってポケットに放り込みました。

「すぐさま、言ってやりましたよ。早く電源切りよ、って。バツが悪かったのか、次の駅でこれ見よがしにケータイ片手に降りて行きました(笑)」

   ケータイと電車、いずれも生活に欠かせないものだけに、もめ事の原因にもなりやすいですね。

   なにしろケータイときたら、子供も老人も外国人も、日本で生きる人すべてに行き渡ったかと思われるぐらいです。

   そんなケータイを取り巻くなかで起こるトホホな風景を通して、ケータイとの上手な付き合い方が見えてくるのではないでしょうか。

井上トシユキ

   ※これまで連載していた「ITとほほ観察記」は「ケータイとほほ観察記」と装いを新たにし、ケータイシーンにフォーカスした記事をお届けします(会社ウォッチ編集部)

井上トシユキ
1964年、京都市出身。同志社大学文学部卒業(1989)。会社員を経て、1998年よりジャーナリスト、ライター。東海テレビ「ぴーかんテレビ」金曜日コメンテーター。著書は「カネと野望のインターネット10年史 IT革命の裏を紐解く」(扶桑社新書)、「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)など。
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