嫌な取引先との出会いも「セレンディピティ」と思えば楽しい?
我が社の社名「セレン」は、この「serendipity」のセレンに由来している。「serendipity」から名前をとったのは、この会社が生まれたのも、社長の三輪晋と副社長の西田浩の「偶然の出会い」がきっかけだったからだ(コラム2回目参照)。
もともと西田は自分の自己紹介でも「出会いは必然でありそのすべてが有限の出会い。そこにはセレンディピティ(一見偶然に見える意味のある出会い)があるように感じる」と話している。
これまでこのコラムでは、三輪や西田のほか、山梨のぶどう農家の鈴木くんや宮崎の秀一さん、沖縄のかなちゃんなど、農業に精一杯取り組んでいる人たちを紹介してきたが、どの人との出会いも「セレンディピティ」だったと感じる。まだコラムに登場していない、もっと多くの人との関わりもすべてセレンディピティなのではないか、と。
"偶然の出会いは、実は無意識のうちに周到に準備されていた必然の出会い"
セレンのメンバー全員にいえることだけど、必然的な出会いによって、いま農業が、人生が楽しくなってきていることを実感している。もしかしたら今、あなたにこのコラムを偶然読んでもらっているのも、どこかに意味があるのかもしれない。
そう考えると毎日がすごくワクワクしたものに思えてくる。たとえ嫌な取引先や嫌な仕事をしていたとしても、たとえ失敗したとしても、そこから必ず何かを学ぶことができる気がする。一見、失敗と思えることも後から見れば成功のヒントだったりもする。
これからもたくさん試練と思えることがあるだろうけど、必ず乗り越えられるはずだ。きっと楽しい必然だから。
セレン社長秘書 大倉野あやか