雇用政策で「実績」がある政党はどこか?

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「働かざるもの食うべからず」を忠実に実行した社民党

   いやあ、実に素晴らしい。まさにレーニンの言う「働かざるもの食うべからず」の精神、これこそ左翼の真髄だ。日本中の企業が同じことをやっていれば、就職氷河期も生まれなかったし、非正規雇用も派遣も拡大しなかったろうに(賃下げやクビ切り可能なら、企業はわざわざ派遣なんて雇わない)。企業はどんどん新陳代謝を行い、国全体の成長率も高まり、労働者が手にするパイの量自体もずっと増えていただろう。

   では、なぜ社民党はこんな素晴らしい手柄をアピールしないのだろうか? ああ、きっと党首がおしとやかで控えめな性格なのだろう。ならば不肖ながら、僕が代わって「社民党がいかに素晴らしい政党であるか」をピーアールさせていただこう。

   ということで、全国津々浦々のセミナーで「福島みずほ推薦!中高年にはリストラを、若者には職を!」と言っているのだが、会場はあたたまってもなかなか政策自体は広まらない。なにより社民党自体、いつまでたっても鼻クソみたいな支持率しかない。

   この分だと次の選挙あたりで消滅しそうだから、「リストラの社民党です!」と積極的にアピールしてみてはいかがだろうか?そうしたら、僕も一票めぐんであげますよ。

城 繁幸

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人事コンサルティング「Joe's Labo」代表。1973年生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。2004年独立。人事制度、採用等の各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種経済誌やメディアで発信し続けている。06年に出版した『若者はなぜ3年で辞めるのか?』は2、30代ビジネスパーソンの強い支持を受け、40万部を超えるベストセラーに。08年発売の続編『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか-アウトサイダーの時代』も15万部を越えるヒット。ブログ:Joe's Labo
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