高校や大学は春休みのいま、アルバイトに勤しんでいる学生も多いことでしょうが、バイトにはバイトの大変さがあります。ある高校生はコンビニで接客しているときに、ある大人の客から不機嫌な態度をとられました。その状況に憤慨した高校生は、Q&Aサイトの「Yahoo!知恵袋」にこんな質問を投稿しました。
「高1のバイトに対して大人が逆ギレするってどうなんですか?」
「ポイントカードの処理」をめぐってムチャぶりされた
高校1年生のfeattakumaさんはコンビニでアルバイト店員をしています。ある日、レジで中年男性の応対をしていたときのことです。
精算が終わってお金を払ってもらったので、レシートを渡そうとしたら、男性からポイントカードを渡されました。しかし、システム上、ポイントカードは精算後には受け付けられないことになっています。
「申し訳ありません。ポイントカードは精算の前に出していただきたいのですが」
と言うと、
「無理?」と聞かれたので、feattakumaさんは
「はい。申し訳ありません」
と謝りつつ、対応できないことを伝えました。すると、男性客は気を悪くしたらしく、舌打ちして袋をガバッとつかんで立ち去りました。しかも、コンビニを出て行くときにfeattakumaさんをにらんでいったそうです。
この男性客の態度について、高校生のfeattakumaさんは納得ができません。そこで、Q&Aサイトに次のような質問を投げかけました。
「私はちゃんと謝ったのに、そんなに怒ることなんですか? たかが10ポイントほどが加算されなかっただけですよ。おまけに高1のバイトに対して大人が逆ギレするってどうなんですか? それでも私が悪いのですか?」
「精算前に客が出さないのが悪いと思う」
この質問に対しては、何人かの「コンビニ経験者」から回答がありました。たとえば、次のように同情するコメント。
「ある、ある、俺も出されたけどスキャンだけしといた(笑) 無論ポイントは貯まってないww その時はめんどくさかったら店長か誰かよんだ方がいいと思う・・・ でも個人的には精算前に客が出さないのが悪いと思うけどね・・・・」(ue5030kkさん)
一方、同じコンビニ経験者でも、違った対応をすすめる人もいます。
「僕の場合は『少しお時間かかってもよろしいでしょうか?』と確認してから、一度商品を返品登録してから打ち直しました。その一件以来はポイントカードの有無を確認するよう心がけています」(pasuteru327さん)
客の立場からすれば、かたくなに店のルールにこだわるのではなく、後者のように柔軟な対応をしてくれたほうが印象がよいと思いますが、どうでしょうか。
「子供だから許されると思っているのは甘えているだけ」
また、質問者のfeattakumaさんは「高1のバイトに対して大人が逆ギレするってどうなんですか?」と言っていますが、これについては、「店員として接している以上、高校生かどうかは関係ない」という人が多いようです。
「年齢は関係ありません。高校生とはいえ、そのお客様にとっては「コンビニの店員」です。自覚を持って今後はカードの有無を確認するなどして再発防止に努めてください」(jintadesuさん)
「相手はお客様です・・・高1のアルバイトでもそのコンビニの店員、店の顔として対応しているのです 仕事をしている自覚が足りませんよ 子供だから許されると思っているのは甘えているだけです」(vw_snow_wvさん)
働き始めたばかりの高校1年生に対して、なかなか厳しい意見ですが、社会の理不尽さや大人の身勝手さを学ぶ場として、接客業のアルバイトをするのは良い経験ではないかと思います。その意味では、次の言葉が参考になりそうです。
「それが『働く』というものです・・・『店長出せえ!』とクレームつけられないだけ、良かったですよ。今後は、1人で接客に迷ったら、「少々お待ちください」と言って、店長かベテランのバイトさんに指示を仰ぎましょう」(kimuletriceさん)