「感じのいい人」になって心を開いてもらう努力が必要
ブレーンを選ぶ上では、専門分野において優れているということもさることながら、気が合うかということも重要なポイントになるでしょう。ただ、こちらが億劫になっていては相手も心を開いてくれません。まずはこちらが「感じのいい人」になって近づいていきましょう。
自分がどういう人間なのかということも分かってもらえると、わがままも聞いてもらえるようになります。自分の簡単な経歴や面白いネタがあれば、雑談の中で話すといいでしょう。気心が知れて、お互い気分よく話せる関係になるのがベストです。
社外の業者さんなどをブレーンにするときも、基本的には同じです。私はある制度を会社に導入する時に、毎日のように外部の専門業者と連絡を取っていました。畑違いで知らない事ばかりでしたが、それでもなんとかやり遂げる事ができたのは、そのような外部の方々の協力があったからだと思います。
会社勤めをしていれば、与えられたひとつの仕事だけを続けていれば済むということはありません。経営環境は変化し、会社の課題は変わりますので、未知の分野の仕事であってもやらなければならない時がくるはずです。その時に助けになってくれるのが、社内外のブレーンなのです。
凡人のあなたが一人前になったら、自分の得意分野の知識やノウハウを、お世話になったブレーンに提供してあげましょう。こうすることで、あなたは「価値のある人材」として認められ、より良い人的ネットワークを広げていくことができるのです。
野崎大輔