<できコツ16>上司からの「飲み会」の誘いには乗るべし!

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上司の愚痴を聞いてあげるのも部下の仕事

   いつかはあなたも上司になるのなら、今そういう立場にある方の話を聞いてあげることも大切です。後になって役立つこともあるでしょう。役職が上になればなるほど、仕事中に愚痴をこぼせなくなってきます。人は悩んでいることを他人に話すだけでも、精神的に楽になります。ちょっとアルコールを入れて、上司の本音を聞いてストレスを軽減してあげるのも、気が利く部下の仕事でしょう。

   上司と飲みにいく場合は、飲み代をおごってもらうことがあります。「遠慮しないで注文しろ」と言われても、高いメニューを頼んだり大酒を喰らったりするのは非常識です。私はそういう場では、相手が好きそうな物でなるべく安い物を頼みます。

   こういうことが、凡人の気遣いなのではないかと思います。オーダーも遠慮気味でちょうどいいです。こういう点を指して「会社の飲み会は気を使うから嫌」という人がいるとすれば、それは社会人として普通のことであって、飲み会を嫌がる理由にはならないと思います。

   また「今夜は無礼講!」と言われても、泥酔することは愚か極まりない行為です。自分の飲める許容範囲を把握して、飲み過ぎないようにしましょう。上司に連れてきてもらった挙句に迷惑をかけたのでは、目も当てられません。こういうときの印象は、案外と上司の脳裏に焼き付けられるものです。せいぜいほろ酔いくらいに留め、楽しい印象で終えましょう。

野崎大輔

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野崎大輔(のざき・だいすけ)
フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。「企業を活性化させるチェンジ・エージェント」を掲げ、東京・四谷で人事コンサルタントとして活動中。野崎人事労務管理事務所代表、特定社会保険労務士。mixiでコミュニティ「できるヤツと思わせる20のコツ」を運営。09年4月からJ-CASTで「ヨソでは言えない社内トラブル」を共同執筆。
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