J-CASTの「会社負担の「飲み会」増やせ!若手も意外とついてくる」という記事を見て、先を越された!と思ってしまいました。凡人は、上司や先輩から飲みに誘われたら、「なぜ就業時間外まで」などと思わずに、一度は行ってみることをお勧めします。
一緒にご飯を食べれば重役も「普通のおじさん」だ
なぜ若者は、上司や先輩と飲みに行きたくないと思うのでしょうか。「気を使うから」という人が多いと思いますが、そう思うのは、他人との係わり合いを面倒がって、そう決め付けている「こちら側の問題」であることが多いのではないでしょうか。
時間外の人的交流は、別に昭和の日本人の専売特許ではありません。欧米のエグゼクティブやマネジャーは、勤勉と言われる日本人以上にモーレツに仕事をした上に、社交も欠かしません。夜や週末に、親しいスタッフや仕事上のパートナーと家族ぐるみでパーティをしている様子が、ハリウッド映画などでも見られます。
終業のチャイムと同時に走り出すのもいいですが、メンバーがお互いの人間性を理解し合って、手元の仕事中にはできない話をしながら、共通の目標に向かって働くスタイルも、それなりに尊いのではないでしょうか。
私は普段お酒をあまり飲みませんが、夜の食事に誘われれば、よほどのことがない限りは断らないようにしています。前職でも仕事後に部長によく飲みに連れて行っていただき、仕事の考え方や会社の方向性などの薫陶を受けました。私が普段思っていることを聞いてもらえる場でもあったので、自分を知ってもらう良い機会だったと思います。
普段怖そうな重役も、食事の席でアルコールを交えて話してみると「普通のおじさんだな」と思いましたし、プライベートの話を聞いて親近感もわきました。その人に対するイメージが変わるので、仕事面でも接しやすくなりました。