コールセンターには「お菓子のつかみ取り」を
インセンティブは、日々のルーティーンでも取り入れることができる。たとえば「お菓子のつかみ取り」というインセンティブだ。電話によるアポイント取りの受け皿となるコールセンターは、100本電話して2~3件アポが取れれば上出来の仕事だ。電話をかけるたびに不機嫌に邪険に対応されるのが仕事のようなもので、これが楽しいはずがない。
そこで、大きな箱をきれいにラッピングし、お菓子でいっぱいにして置いておくわけだ。そしてアポが一本取れるたび、このお菓子箱から一つかみだけお菓子をすくうことができるようにしておく。
子どもだましみたいな仕掛けと思われるかもしれないが、こういうインセンティブは意外と効く。ユニークであることはもちろんだが、そもそも、不愉快な単純作業には、甘いものがよく効くのだ。ただし、くれぐれも虫歯には注意。
大塚 寿