<できコツ12>「雑用」にどう取り組むかで将来が変わる

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「どのような意識で取り組むか」で得られるものが変わる

    それでも雑用に対してネガティブな見方が消えない人は、このように考えるといいのではないでしょうか。

    「こんな簡単な仕事で給料がもらえるなんて、ありがたいよな」

    いつまでもこんな考えでは良くないですが、まずは自分にとってプラスに思えるように、こじつけてみることです。いずれ訪れる大きな仕事のチャンスまで、目の前に与えられた仕事をマスターすることを心がけましょう。

    なにしろ、小さな仕事は「どのような意識でその仕事に取り組むか」によって、得られるものがずいぶん変わってきます。私が経験した雑用の1つに、部内の郵便物を宛先別に分けて配布するという仕事がありました。最初は分からないことばかりで、何も考えずに分けて配っていたのですが、そのうち「人事に関する仕事にも、いろいろな業者さんがいるんだな」と思うようになりました。

    そして、面白そうな会社のウェブサイトを調べてみたり、特に興味のあった会社には自分から連絡して担当者にこっそり来てもらったりしていました。そうすることで視野が広がり、知識も増えていきました。最初の雑用を、単に「郵便物の配付」としてしか考えていなかったら、得るものは少なかったと思います。

野崎大輔(のざき・だいすけ)
フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。「企業を活性化させるチェンジ・エージェント」を掲げ、東京・四谷で人事コンサルタントとして活動中。野崎人事労務管理事務所代表、特定社会保険労務士。mixiでコミュニティ「できるヤツと思わせる20のコツ」を運営。09年4月からJ-CASTで「ヨソでは言えない社内トラブル」を共同執筆。
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「クビ!」論。 (朝日文庫)梅森 浩一

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