<できコツ12>「雑用」にどう取り組むかで将来が変わる

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    誰しも、陽の当たらない仕事ばかりをやりたいとは思いません。しかし、最初から大きな仕事、カッコいい仕事にありつける人もいません。いま華やかな仕事をして活躍している人も、きっと下積み時代に雑用をしています。今回は、大きな仕事、カッコいい仕事に辿りつくための雑用について考えます。

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雑用は、仕事への姿勢を見る「試験」のようなもの

    入社したての新人や未経験者は、最初のうちは使い物になりませんから、仕事らしい仕事をさせてもらえないことが多いでしょう。初歩的な定型業務や、上司や先輩からその場で頼まれる雑用をこなすことが役目になります。

    最初のうちは、それを処理することで精一杯ですが、慣れてくるにつれて「こんなことやるために会社に入ったんじゃない」と思うようになります。そういう気持ちで悶々と過ごしている人は多いでしょう。私も経験があるので、とてもよく分かります。

    私はかつて、1年以内の退職を繰り返していました。転職するたびに雑用ばかりやらされて、「面倒くさいしやりたくないな」と嫌になって辞めていたわけです。前職に採用になった28歳の時点でも、ほとんど未経験者と同じスキルだったので、やはり雑用から始めざるを得ませんでした。

    しかし、そのころまでには、少し成長していて「結局どこへ行っても雑用は付いてくる。これは試練だ」と考えられるようになっていました。雑用は、その人の仕事への姿勢を見るための試験のようなもので、小さな仕事も満足にできない人に大きな仕事を任せることはできないということに気づきました。周囲の人は、あなたが雑用をしっかりこなすのを確認することで、安心して仕事を任せることができるのです。

野崎大輔(のざき・だいすけ)
フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。「企業を活性化させるチェンジ・エージェント」を掲げ、東京・四谷で人事コンサルタントとして活動中。野崎人事労務管理事務所代表、特定社会保険労務士。mixiでコミュニティ「できるヤツと思わせる20のコツ」を運営。09年4月からJ-CASTで「ヨソでは言えない社内トラブル」を共同執筆。
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