リクルートマネジメントソリューションズは2009年2月3日、企業の中途採用試験で使う適性検査サービスを開始した。中途採用の応募者の指向をはかり、企業とのミスマッチを防ぐのがねらい。中途採用に特化したSPIサービスは、同社で初めてという。
新サービス「SPI2Career」では、基礎能力や性格の判断に加え、転職者の仕事に対する志向を測定する。検査はWeb上で実施するため、応募者は自宅などインターネット環境があればどこでも受検できる。採用担当者は検査結果をインターネットでダウンロードして、面接や選考に活用することができる。
従来の新卒採用の適性検査では、ポテンシャルを重視して基礎能力や性格を把握することに主眼が置かれていたが、中途採用向けの新サービスでは、実践的能力や指向といった「経験的な要素」もチェックできるようになった。
リクルートマネジメントソリューションズの広報担当者は、
「中途採用は難しいと嘆く人事担当者は以前から多かったが、中途採用に特化したSPI2を活用することで、企業にあった人材を確保することができる」
と話している。