職場で話題になることはいろいろですが、自分が知らない趣味の話が中心になると困ってしまうものです。Q&Aサイト「教えて!goo」には、「パチンコの話題についていけなくて困っている」という悩みが掲載されました。
苦痛で仕方ない「パチンコの話題」
相談したのは30代男性のaquaciderさん。パチンコ好きが多い職場らしく、休憩時間や飲み会のときにパチンコの話題がよく出ます。でも、
「当方ギャンブルといえば、競馬に一時期ハマったくらいで、パチンコは数えるくらいしかないです」
というaquaciderさんはパチンコの話題についていくことができず、苦痛でしかありません。PCやインターネット等の話なら大好きですが、周りにやっている人がほとんどいないため、そちらの話題をふるわけにもいけません。そこで、Q&Aサイトで相談することにしました。
「話題づくりの為にパチンコをはじめるべきか悩んでいます」
「パチンコのデメリットはあまりにも大きい」
この質問に対して、
「決して、パチンコはやらない方がいいです。8割の人は負けるように出来てます」
というのはvictoryroaさん。もしパチンコの話題になったら、「俺、金ないからやれないんだけど、パチンコって、そんなに面白いの?」と答え、それなりに興味を示しつつ聞き役に徹することを提案しています。
同じように、「パチンコのデメリットはあまりにも大きい」というQESさん。かつてパチンコに毎日のように通っていたというQESさんは、そのデメリットをいくつもあげています。
「冷静に振り返ってみると 大変やかましい場所であったこと。煙草の煙が充満して健康に悪い場所であったこと。たまに勝つが大抵負けで、通算すると大きな負けであること。なにより貴重な時間を無駄に過ごしていたこと。コンピュータ制御であり、機械に踊らされていたこと」
こんな弊害に気づいて、いまではパチンコの話題が出ると、「何を馬鹿なことをやっているの」と軽く言うようにしているのだそうです。
「パチンコ攻略本」で知識だけ仕入れる策もある
一方、場合によってはパチンコを始めるのもアリ、という意見もあります。
「どうしても話題についていきたければ始めるしかないでしょ。どうしてもパチンコをやりたくないなら話題についていくのを諦める。か、パチンコ攻略本なんかで『座学』だけ聞きかじっとく」(saru1234さん)
つまり、話題についていきたいかどうかで、自ずと選択肢は決まってくるというわけです。パチンコを実際にやらずに攻略本で済ますという簡便な方法も示されていて、なかなか建設的な提案ではないかと思いますが、どうでしょうか。
ギャンブルというと毛嫌いする人も多いのですが、
「世の中には自分の思うに任せない物事が多々あるということを実感を伴って知るには、一度真剣にギャンブルをしてみることが有効だ。ギャンブルから学ぶことは多い」(経済評論家・山崎元氏)
という言葉もあります。パチンコに夢中になっている人たちがいったい何を学んでいるのか。あるいは、何も学んでいないのか。そのことを知るために、たまに「パチンコ会話」に参加してみるのも悪くないかもしれません。