「このバッグに相応しい男になろう」と成長できる
私は、ブランド品を実際に持つことで、いろいろなメリットがあると感じました。大きく分けると「持つと気分が良い」「できるヤツに見られる」「モノを見る目が養われる」という3つです。
まず「持つと気分が良い」とは、優越感に浸れるということです。ただし、凡人は謙虚が大切なので、見せびらかすのはNGです。自分の中で「オレは定価20万円のバッグを持っている!」とテンションを上げる分には問題ありません。
私は朝の満員電車が大嫌いで、毎朝不愉快な思いをしていました。そういうときは自分のバッグを眺めて「いいバッグだなあ。同年代で持っている人いないよなあ」と密かな優越感に浸っていました。これで辛い通勤を乗り切ることができるわけです。
次に「できるヤツに見られる」とは、ブランド品の後光効果が利用できるということです。日本人はブランドに弱く、高級ブランド品を持っているだけで「いいモノ持ってるな。スゴイ人だ」と思う傾向があります。ある程度収入があり、しっかり働いている人とも見られ、信用を与えるようです。
といっても、持ちモノばかり良くて持ち主がイマイチでは、かえって見かけ倒しの印象を相手に与えます。私は「このバッグに相応しい男になろう」と思って仕事に取り組んできました。バッグのおかげで、ずいぶん成長することができたのではないかと思います。凡人が高級ブランド品を持つ最大の意義は、ここにあると私は思います。