もうすぐバレンタイン。不況の影響で義理チョコのグレードも下がりそうな気配だが、その義理チョコにも「階級格差」があることが判明した。東ハトが2009年1月23日に発表したアンケート調査の結果によれば、過半数の女性が「相手によって義理チョコに差をつけている」というのだ。
男性の3割が「義理チョコから始まる恋」に期待
東ハトはチョコレート新商品の発売を記念して、自社のホームページと携帯サイトで男女各200人を対象に「義理チョコ」に関するアンケートを実施した。それによると、「相手によって義理チョコに差をつける」と回答した女性が54%となり、「みんな同じもの」(46%)を上回る結果となった。
では、何を基準に差がつけられているのか。1位は「付き合いの深さ」で54%。「自分の好み(好感度)」が27.5%で2位に入った。3位は「会社の役職」の10.5%だった。付き合いの深さで差がつくのは当然だとしても、1割の女性が「会社の役職」によって差をつけるとしているのは興味深い。
一方、男性に「相手によってお返しに差をつけるか」とたずねたところ、66%の男性が「差をつける」と回答。差をつける基準は、1位が女性と同じく「付き合いの深さ」(42%)。しかし、2位は「これからの関係発展への期待値」で、28%もの男性が「義理チョコから始まる恋愛」に期待していることが分かった。
東ハトでは
「女性にとっての義理チョコは『職場や学校での人間関係を円滑にするための道具』になっているが、男性の約2割はそれを愛だと思い込もうとしているらしい。総じて、女は現実的だが、男は夢をみているという、男と女の格差もはっきりとした」
と分析している。