仕事を効率的にこなしていくためには、いろんな「小技」が使えると便利だ。gooランキングは2009年1月19日、「これだけは誰にも負けないと思う仕事の小技ランキング」を発表したが、オフィスのIT化を反映して、パソコン関係のスキルが上位を占める結果となった。
パソコン系、整理系、営業系のスキルが上位にランクイン
gooでは2008年12月18日~22日、インターネット上で1039人の男女を対象にアンケートを実施した。それによると、「これだけは誰にも負けないと思う仕事の小技」のベスト10は次のような結果となった。
1位 タッチタイピング(ブラインドタッチ)
2位 キーボードの早撃ち
3位 検索したい内容のあるサイトを一発で的確に検索
4位 コピー機・プリンターの使いこなし方
5位 机の整理整頓術
6位 データの整理術
7位 美しいファイリング
7位 電話番号の暗記
9位 エクセル関数
10位 新聞のななめ読み
10位 メールのタイトルの付け方
1位は「タッチタイピング」、2位は「キーボードの早撃ち」と、パソコンの入力関係がトップを占めた。さらに「サイト検索」(3位)や「エクセル関数」(9位)がベスト10入りし、13位にも「ショートカットキーを暗記している数」が入るなど、パソコン関係のスキルが多数ランクインした。
5位から7位までは、「机の整理整頓術」や「美しいファイリング」など"整理系"の小技がランクイン。仕事ができる人の机はいつも整理されている、とはよく聞く言葉だが、耳が痛い人も多いのではないか。
また11位以下では、「取引先の個人データ(好きな食べ物など)を暗記」(12位)や「プレゼンの際の声の抑揚」(14位)、「打ち合わせに使いやすい店を知っている」(17位)といった"営業系"のテクニックが目立った。
「美しいファイリング」にはセンスが必要
このようなランキング結果について、東京都内の会社の総務部門で働く30代OLは
「1位の『ブラインドタッチ』はできて当たり前だと思うので、誰にも負けない小技というのはおおげさな気がします。それよりも7位の『美しいファイリング』はその人のセンスが光るから、もっと上にきてもいいと思いますね。10位の『メールのタイトルの付け方』も結構重要。私もタイトルに太いカッコ(【】)を使ったりして、注目してもらいやすいように工夫していますよ」
と話している。
また、10位に入った「新聞のななめ読み」の効能について、新聞7紙をななめ読みすることを毎日の習慣にしているJ-CASTニュース編集部の20代記者は次のように語る。
「主要なニュースを知るにはネットだけ見ていれば十分なのですが、ウェブには載っていないようなベタ記事にもときどき面白いものがあるので『紙』もチェックしています。自分が読もうと意図していない記事でも目に飛び込んできて、気づきを得られるのもメリットといえますね。『ななめ読み』にかける時間は30分ぐらい。見出しをサーッと目で追っていって、『これ知らないな』とひっかかるところだけ記事を読むようにしています」