シュガー社員への「仕事の与え方」はタイプ別に変えよ

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   部下に仕事を与えたとき、同じ仕事でも人によって完成度に違いが出ることがあります。これは、部下の特性によって「得意・不得意」があるためです。もし、あなたの部下に「シュガー社員」がいたら、これまで説明してきた「5つのタイプ」をおさらいしながら、特性に応じた仕事の与え方やポジションについて見直しをしましょう。

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1. 「ワンルームキャパシティ型」には単純作業が向く

   自分の頭で考える仕事が苦手、それでいて「私は十分ちゃんとやっているはず」と勝手に思い込んでいる「ワンルームキャパシティ型」の場合も、「もっと力をつけてほしい」「成長してほしい」と考える上司との間で必ず摩擦を起こします。

   「いままでの経験をもとに自分で考えてやってみて」と仕事を振ってみても、不可思議な判断基準で仕事を進め、とんでもない方向に行ってしまうことがよく起きます。しかし、本人にしてみれば「自分なりに」一生懸命やっているので、なぜ注意されたり叱られたりするのか分かりません。

   そもそもこのタイプは、「成長して欲しい」という上司の願い自体を苦痛に感じるわけですから、摩擦を避けるためには「今のままでよし」とすることでしょう。マニュアルに沿って、右から左へ流す単純作業をキッチリしてもらうのが賢明です。

田北百樹子(たきた・ゆきこ)
札幌市出身。田北社会保険労務士事務所所長。保険関係の手続や就業規則作成にとどまらず、人事考課制度導入や社員教育など、企業の人事労務を幅広くサポートしている。「シュガー社員」の名付け親で、09年3月にはシリーズ第3弾となる『ブラック企業とシュガー社員』(ブックマン社)を刊行。
「シュガー社員」から会社を守れ! (PHPビジネス新書)
「シュガー社員」から会社を守れ! (PHPビジネス新書)田北 百樹子

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