店員の動きから高級店の「サービス」を学ぶ
私が昨年参加したあるセミナーでは、講師の方が「自分を向上させるためには、自分よりランクが上の場所に行ってみるとよい。新たなビジョンが生まれ、気づきを得ることができる」とおっしゃっていました。普段とは違う行動をすることで、自分に変化を招き入れることができるのです。
私は店に入ると、まず店員の動きやサービスを見るようにしています。高級店はサービスが行き届いていることが多いので、勉強になります。どんな仕事でも、サービス精神は大事です。凡人は能力が並ですから、サービス精神を身につけることは必須だと思います。
中には、高いだけでサービスの悪い店もあります。そういう時は、職業柄「職場の人間関係が悪いのかな」「店長の指導が行き届いていないのかな」とか考えながら、その様子を観察していました。
ひとりでランチに行っていると、周囲から「いつもどこで食べてるの?」と聞かれることがあります。そのときにはさりげなく、とっておきの高級店を教えてあげましょう。(ただ、夜の相場を調べておく必要がありますし、あまりに高すぎる店では逆効果です。)
これであなたは、美味しい料理を食べ、サービスの勉強ができて、周囲に「いいお店を知っている人」というイメージを与えることができます。こう考えたら、1500円は安いものです。
野崎大輔