前回のコラムで、「独立1年目」を乗り切るために必要なモノについてお話したが、いいスタートが切れても継続できなければ意味がない。大事なのは、事業をいかに継続させていけるかにある。では、継続していくために必要なモノとはなんだろうか。
求められるのは「利益を生み出す力」
独立しても、仕事が取れてそれなりの売上があれば、何とか1年目をクリアすることはできるだろう。しかし、売上を見ているだけでは不十分。事業にはかならず経費がかかる。売上から経費を引いた残り、すなわち「利益」が重要だ。いくら売上が上がっても、稼動に対して適正な「利益」が得られていなければ、事業を続けていくことは難しくなる。
サラリーマンならば、担当する仕事をキチンとやっていれば、毎月お給料が銀行口座に振り込まれる。給料を支払うためにどうやって収益を上げるかは、経営サイドが考えることになる。しかし、独立すると、自分の収入がいくらになるかは、自分自身の仕事のやり方ひとつにかかってくる。
独立して事業を継続していくためにまず必要なことは、手足を動かして一生懸命仕事をすることではない。重要なのは、継続するために必要な「利益」をどうやったら効率的に稼ぎ出していけるか、その方法をよく考えて、実行することだ。
つまり、「利益を生み出す力」が要求される。