「勉強熱心な自分」をブランディングする
ひとりでランチに行くときは、新聞や、仕事に関する本を持っていってみましょう。実際に読むか読まないかは自由ですが、その姿を見た人は「この人は昼休みも勉強しているのか。スゴイな」と思うはずです。
もし、「できコツ1: 始業1時間前に出社して、本を眺める」を実行していれば、朝と昼の2回、勉強している姿を目撃されるチャンスを作ることになります。こうした積み重ねによって、勉強熱心な自分を「ブランディング」していくのです。
実際上の効果としても、料理を待っている間に新聞や本に目を通すだけで、新たな発見や興味が湧いてくることがあるものです。コマ切れ時間を有効に活用していくだけでも、積み重ねれば、何も考えずにぼんやりしている人と大きな差がでてきます。
「気づき」というのは、何がきっかけになるか分かりません。私は以前、書店で何気なく手に取った本を立ち読みしていて、ふと自分の担当業務のヒントを得たことがあります。そして、社に帰ってそれをまとめて提案したら、経営会議で承認されたのです。
結果的にその仕事は、周囲から評価もされ、その後の専門分野の1つになりました。ひょっとしたら、これからあなたが手にして、ランチで何気なく目を通した記事の中にも、あなたのキャリアを大きく変えるヒントが隠されているかもしれません。
野崎大輔